平成20年度活動実績

事業成果

平成21年度「大学教育改革プログラム合同フォーラム」大学院GPポスターセッション参加

平成22年1月7日(木),8日(金)に,東京ビックサイトで開催された平成21 年度「大学教育改革プログラム合同フォーラム」(主催:文部科学省・財団法人文教協会)の大学院GPポスターセッションで本学大学院プログラムの取組成果を発表しました.

このフォーラムは文部科学省が全国の国公私立大学・短期大学・高等専門学校の優れた教育プロジェクトとして支援するプログラムが一堂に会し,取組の紹介をはじめ,大学教育改革の現状について広く社会へ情報発信を行うことを目的としています.

本学大学院プログラムのブースには,教員養成系を中心として医療系や工学系などの高等教育機関,教育研究所,高等学校等の関係者多数が訪れ,展開しているメンタリング,勤務校スーパーヴァイズ,FD 活動についての質問や意見交換が活発に行われ,注目を集めました.



日本学校心理士会2009年度大会ポスター発表実施

平成21年8月10日(月),11日(火)の2日間に渡り,エル・おおさかで開催された日本学校心理士会2009年度大会のポスター発表 カテゴリーⅢ「大学生・青年期・教員養成・教員」において本学大学院プログラムの成果を発表しました.

このプログラムでは,高度な実践構想力の育成を目指すために学校臨床心理学・臨床教育学科目群を中核にし,教育学,教育心理学,臨床心理学,障害児教育学の4領域にわたる科目からカリキュラムを構成しています.そして,専門性の高い臨床心理士,学校心理士,臨床発達心理士の受験資格が得られるように履修科目を設定しています.プログラム選定理由として「学校現場で問題となっている,派遣されたカウンセラーと現場教員との齟齬を解消する手段として,現場の教員を対象に,臨床心理士,学校心理士,臨床発達心理士など幅広い資格取得を視野に入れた教育体系が整備されている点」があげられています.

このポスター発表では,本プログラムを通した学校心理士養成を検討しています.現職教員,スクールカウンセラー,大学教員等,多数の参加者が本プログラムの取組みに関心を寄せていました.



大学院GP「現職教員の高度実践構想力開発プログラム」を通した学校心理士養成Ⅰ

北海道教育大学大学院GPプログラムの特徴

大学院GP「現職教員の高度実践構想力開発プログラム」を通した学校心理士養成Ⅱ

メンタリングによる研究支援を通して



第21 回日本発達心理学会ラウンドテーブル実施

平成22年3月26日(金)~28日(日)に神戸国際会議場で開催された第21回日本発達心理学会においてラウンドテーブル「これからの現職教員院生に対する研究支援を考える-メンタリングと勤務校訪問型スーパーヴァイズに焦点をあてて-」を実施しました.

ラウンドテーブルでは,現職教員院生の高度な実践構想力の涵養を図るために,このプログラムで進めてきた質の高いメンタリングと勤務校訪問型スーパーヴァイズについて議論を深めました.後藤守名誉教授の司会により,まず植木克美教授が本企画の趣旨を説明しました.その後,跡部敏之専門員,そして,後藤広太郎メンターと橋本道子メンターが,現職教員を取り巻く教育の現状,そして,メンタリング活動とメンターの役割について話題提供を行いました.次に,修了生現職教員の久保井健教諭と川端愛子大学院GP担当職員がプログラムを通して経験した教育実践と研究のサイクル,大学院修了後の研究継続について報告を行いました.最後に,プログラム実施取組代表の庄井良信教授より本学の教員養成,教師教育の取組,寄って立つ理論的背景の解説,そして,実際のメンタリングと勤務校訪問型スーパーヴァイズによる研究支援について話題提供を行いました.

これらの話題を基に,現職教員・社会人の大学院教育を担当している大学教員,現職教員院生等の参加者とともに,大学院における現職教員への研究支援,そして,教員としての自己成長支援について討論を重ねました.同じ問題意識を持った者同士の自由な議論が主体となるラウンドテーブルの主旨に適った,フロアーと話題提供者の区別がない,参加者にとって2時間の開催時間が経過するのが速く感じられたラウンドテーブルとなりました.



これからの現職教員院生に対する研究支援を考える-メンタリングと勤務校訪問型スーパーヴァイズに焦点をあてて-



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