平成21年度活動実績

公開シンポジウム

平成21年12月13日(日),公開シンポジウム「リサーチベースの高度な実践構想力を求めて」を札幌市内のホテルで開催し,学校臨床心理専攻在学院生,修了生,現職教員,そして,他大学関係者ら70名が参加しました.

シンポジウムでは,このプログラム事業の3年間の研究成果を総括し,現職教員への教育実践・研究支援について討議を深めました.

はじめに,本学の大久保和義理事が「このプログラムによる3年間の研究成果の発表の場として,シンポジウムが開催される意味は大変大きい」と,主催者を代表して挨拶を述べ,引き続き,「北海道教育大学大学院現職





教員修了生と在学院生が物語る大学院教育改革支援プログラム」をテーマに公開パネルディスカッションを実施しました.学校臨床心理専攻修了生の秋川浩先生(北海道福祉大学校福祉保育学科長),小岩眞智子先生(函館短期大学保育学科専任講師)の司会により,修了生の北斗市立上磯小学校・高木俊明教諭,釧路市立釧路小学校・中根照子教諭,在学院生の旭川医科大学小児科・菅野絵里子心理士,士別市立士別南小学校・大橋毅士教諭の4名のパネリストがこのプログラムを通した学びの体験について報告し,ディスカッションを行いました.

その後,大学院GP関係者による活動報告会を開催しました.修了生の洞爺湖町立虻田小学校・五浦哲也教諭,南幌町立南幌中学校・星貴博教諭,札幌市教育センター・小川央指導主事,本学附属札幌小学校・伊藤文雄教諭,札幌市立山の手養護学校・渡辺泰行教頭,札幌市立山の手小学校・高橋道也教諭,札幌市立幌南小学校・鎌田良子養護教諭,そして,札幌市教育センター・田高加奈恵教育研究員,の8名が,このプログラムで行っている事業について4つの報告を行いました.

午後からは,コメンテータに勝野正章先生(東京大学准教授,日本教育学会常任理事)と菅井邦明先生(東北福祉大学教授,元東北大学理事(教育・学生支援担当))のお二人をお迎えして,公開シンポジウム「教育実践・研究支援により涵養されるリサーチベースの高度な実践構想力を求めて」を行いました.修了生の小樽市立稲穂小学校・坂野久美子教諭,大学院GPの後藤広太郎メンターと橋本道子メンター,同じく大学院GPの跡部敏之専門員,大学院GP実施取組代表の庄井良信教授の5名のパネリストが,それぞれの立場から報告を行い,後藤守 本学名誉教授の司会により「リサーチベースの高度な実践構想力」について議論しました.

参加者からは,「パネルディスカッション,活動報告会,シンポジウムが,それぞれ相互につながりあい,見事にテーマに迫った議論が展開されたと思います.」「リサーチというのは大変重要であると思いました.ともすれば教員は,実践知のみに頼ってしまうところがあると思います.」「フロアからの意見がたくさん出されていて良かったと思います.」「3年間のプログラム事業は終了しますが,今後もできるだけこのような支援を継続していただきたいと思います.」等の感想が寄せられ,充実したシンポジウムとなりました.





公開シンポジウムプログラム
*公開シンポジウム報道記事  北海道通信日刊教育版 平成21年12月16日(水) 「3年間の研究成果披露 リサーチベースの高度実践構想力 現職教員への支援方策議論」

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