地域連携

釧路町教育委員会の方をゲストに招き、学校と地域をつなぐ仕組みを学びました

 令和8年5月18日(月)、26日(火)の「特別活動・総合的な学習の時間の理論と指導法」(学部3年生・必修科目)の第6回講義において、釧路町教育委員会の方をゲストに招きました。学校と地域をつなぐ架け橋としての役割がある「地域学校協働活動推進員」の働きについて、担当教員とのトーク形式でお話しいただき、理解を深めました。

 釧路町立別保小学校でコーディネーターをしている鈴木氏は、学校からの依頼を受けてボランティアへの協力依頼をしたり、図書室の環境整備を行ったりするなど、子ども達が学びやすい環境づくりのために活動をしています。鈴木さんは、「子供たちや先生方のためになったと実感できたり、子ども達からの『ありがとう』という感謝のメッセージをもらったりすると、とてもやりがいを感じる」とおっしゃっていました。
 釧路町教育委員会の貴志氏からは、地域と学校の関係を深め、教員が働きやすい環境を整えたいという教育委員会側の思いが語られました。そして、各地区のコーディネーターが孤立しないように教育委員会としても支援していることが紹介されました。さらに、小学校5校が連携する職業体験「まちじゅう先生オープンキャンパス」の取組も紹介され、地域ぐるみで行う教育の意義が示されました。
 講義の中では、本講義担当の宮前先生からも解説がありました。そのなかでは、「本物に触れるためには、教員の力だけでは難しい部分もあり、釧路町の取組は子ども、地域、学校のつながりが生まれやすい制度づくりが行われている良さがある」こと、そうすることで、「子どもも大人も共に学ぶ地域づくり」につながっていることが説明されました。

 学生からは、「子どもに『本物』に触れさせるために、地域の方をお招きしたり、地域ボランティアの方々やコーディネーター自身もやって良かったと思ってもらえるような関係性をつくったりすることが重要であると分かった。」「(コーディネーターや教育委員会が)どういう役割を担うのか、その上で子どもたちにできることとは何なのかを常に思いながら活動しているということを知って、立場は違っても教師と同じ熱量で子どものためにたくさんのことを考えてくださっていることに大変感銘を受けた。」などの声が寄せられました。

 この形式の授業は、昨年度に続き2回目となり、釧路町教育委員会(辻川尚志教育長)や釧路町立別保小学校(斉藤直彦校長)のご協力を得て実施することができました。
 本講義では、今後も学校と地域が協力して教育活動を行うために、教員には何が求められるのかを学生と一緒に考えていく予定です。