教育・学生支援
未来の学び協創研究センター第21回セミナー「UDL(学びのユニバーサルデザイン)で個別最適で協働的な学びを教室で実現する」を開催しました
令和6年8月3日(土)に、未来の学び協創研究センターは、第21回セミナー「UDL(学びのユニバーサルデザイン)で個別最適で協働的な学びを教室で実現する」をオンライン形式にて開催しました。
本セミナーでは、全国の先端事例を発信している学校の教員である、江別市立江別太小学校教諭 江渡和恵先生、留萌市立緑丘小学校教諭 佐治麻里子先生の2名を迎え、講演とディスカッションを実施しました。
後藤泰宏センター長の開会挨拶の後、同センター員の川俣智路准教授による「学びのユニバーサルデザイン(UDL)とは?理論的背景と実践の手引き」と題した報告が行われました。
続いて、江渡先生による「UDLを実践し校内で広める」、佐治先生による「学校課題としてUDLに取り組む」と題した実践報告がなされました。
ディスカッションでは、ウェブ掲示板Padlet上で参加者の質問に答える形で、UDL実践の学校内の実践方法などについて意見交換がなされました。
本セミナーには、現職教員、学生、教育委員会関係者、大学教員など、200名以上の参加申込みがあり、参加者からは「お二人の実践者がどのようにUDLの取組を進めて行ったのか、そして、どのような場面で躓いたのか、また、どのような点に留意することが、UDLを実践するために大切なのかをお示しいただけたことは、今後本校で実践していく際の参考になりました」などといった声が寄せられ、盛会のうちに終了しました。
なお、コーディネーターである川俣センター員は、「これまであまり報告されてこなかったスクールワイドに実践されるUDLについての貴重な報告が共有され、今後のUDL実践について大きな示唆を得ることができた」と総括しています。
本セミナーは、北海道教育委員会の北海道教職員研修計画に位置付けられている認定セミナーです。今後も教育の最新事例や研究成果をもとにした魅力的なセミナーを開催していきますので、ぜひご期待ください!
留萌市立緑丘小学校 佐治麻里子 先生
江別市立江別太小学校 江渡和恵 先生
第21回セミナー 講演の様子