地域教育専攻の本田真大准教授が日本カウンセリング学会第55回大会(令和5年8月4日(金)-9月18日(月)オンデマンド配信)にて学会賞を受賞しました。
本田准教授が受賞した「学校カウンセリング松原記念賞」は、学校カウンセリングに関する顕著な業績を上げ、我が国のカウンセリングの発展と向上に寄与しているカウンセリング研究者に与えられます。
本田准教授(学校臨床・子育て支援研究室)は道南地域でスクールカウンセリング等の実践活動を行っており、研究では心理学の「援助要請」(悩みの相談に関する心理)を専門に、「助けて」が言えない心理や「助けて」が届く学校・地域社会の在り方の解明をめざしています。
これらの研究成果は北海道教育委員会の自殺予防教育プログラム(特に、SOSの出し方に関する教育)に活かされている他、悩み苦しんでいても「助けて」が言えない子ども、保護者、教職員の心理の理解と支援について、論文のみでなく書籍や雑誌記事、講演会等で発信しています。
(以下、本田准教授のコメント)
研究を応援してくれる職場、一緒に研究する仲間、データ収集にご理解、ご協力くださる地域の学校の皆様のおかげで研究ができ、受賞に至りました。深く感謝いたします。援助要請は今なお重要な社会問題であり、今後も研究と実践を重ねたいと思います。