教育出版株式会社より、本学授業科目である「情報教育実践論」において受講学生が使用するデジタル教科書をご提供いただきました。
今日の学校教育において、小学校・中学校現場でもICTを活用した授業づくりは必須となっています。本取組みはデジタル教科書・教材の大学における授業での活用を通じて大学教育及び教員養成の高度化に係る実践開発や遠隔授業開発などを目的として、企業と大学がタッグを組み実現したものです。
現在の学校教育の最先端の動きであるデジタル教科書を、教員の養成段階である学生に実際使用してもらうことで、情報教育の理解を進めるだけでなく、「学習者用」と「指導者用」をそれぞれ体験してもらうことで、実際の学校現場ではどのような活用方法が考えられるかなどを検討するといった教員養成大学ならではの試みも行われました。
実際に授業を受けた学生は「紙がデジタル化しただけでなく、授業を構成する上で役立つ様々な機能がついていることに驚いた。」「学習者がデジタル教科書を使えば、ノート作成が簡単になり、考える時間を多く作ることができる。」「教職に就く前に体験できたことで安心して現場で活用できる。」と話し、教職のモチベーションを高めていたようでした。
授業を担当した本学未来の学び協創研究センターの佐藤正範特任講師は「今後、学校現場への導入が進むであろうデジタル教科書について、「使ってみたい。」「デジタル教科書を使用した授業をつくってみたい。」と考えている学生は多い。各教科の教科教育法などでも積極的に取り入れていくことで、学生の教職に向けた準備がより充実するのではないか。」と話していました。
本学は、今後も次世代の学校の学びや教員の学びの質向上に係る試行や研究を、企業や自治体とともに推進していきます。
※教育出版株式会社と北海道教育大学は、令和5年3月24日（金）に教員養成の質的向上、現職教員の資質向上及び学校教育の充実発展等に寄与することにより、北海道の教育に貢献する事を目的として連携協定を締結しています。
