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役職員等挨拶


理事・副学長就任挨拶

理事・副学長
海老名 尚

 この度、教育、評価、教員研修担当の理事・副学長を拝命いたしました。
 教育と評価に関しては、引き続き担当となります。教育では、令和5年度から設置した教員養成イノベーション機構による部局横断的な取組を通じて、教員養成課程に導入した「実践と理論の往還によるスパイラル型教員養成カリキュラム」の検証・改善を進め、実践型教員養成への質的転換を確かなものとしたいと考えております。また、学科と教員養成課程との連携強化のための仕組みづくり、さらに学部と教職大学院との接続を視野に入れたプログラム開発にも取り組んでまいります。
 教員研修では、「実践と理論の往還によるスパイラル型教員養成カリキュラム」を担うために必要なスキルや教員養成を担う大学教員の専門性を高めるためのFDを推進するとともに、あわせて学科の教育改革に資するFD等を企画・実施したいと考えております。
 評価については、第4期中期目標・中期計画の達成に向け、第3期中期目標期間における課題を踏まえ、第4期中期目標の4年目評価への準備を着実に進めてまいります。
 これから2年間、田口学長を支え、微力ながら本学の発展に尽力していく所存ですので、よろしくお願いいたします。

理事・副学長
後藤 泰宏

 この度、総務(人事)、研究・学術情報、国際交流・協力、ICT・情報の担当として理事・副学長を拝命いたしました。ICTと情報の担当、及び未来の学び協創研究センター長は再任となります。微力ながら、引き続き学長を支え本学の発展のために尽力する所存です。
 このところ、人工知能をはじめとした情報系技術やコミュニケーションツールが驚異的なスピードで進化しており、教育界にも様々な影響を与えております。教育現場におけるICT活用は基礎的な第1フェーズを終え、本格的な活用を目指す第2フェーズに差し掛かったところですが、地域間や学校間の格差が拡大しつつあり、国際的な差も大きくなりつつあります。大学を含めて教育研究の転換期に入っていますので、世界の動向に注意しながら本学の研究や国際交流等の方向性を探っていきたいと思います。
 また、大学における研究の重要性は言うまでもありませんが、本学の教育や地域の発展につながるような活動や研究の推進も必要であろうと思います。本学ならではの取組を大切にし、社会をけん引できるような研究成果の還元を推進したいと考えます。
 教職員の皆さまのご協力を得ながら全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

理事・副学長
渡部 基

 この度、10月1日付けで、学生支援と入試を担当する理事・副学長を拝命しました。田口学長のリーダーシップの下、学生や教職員等の大学構成員、さらには、入学を希望する生徒等やその保護者の方々にとって、学生支援や入試が少しでもよりよいものになるように取り組みたいと思っております。
 今から10年ほど前になりますが、特別補佐として、学生支援と入試を全学的に支えていました。特に、学生支援については、当時、学生団体による不祥事が頻発して、対策のための報告書をまとめたり、全キャンパスを回って、教職員や学生のみなさんへお話ししたりする悪戦苦闘の日々でした。当時の特別補佐としての経験や知識は、今でも学生支援や入試を考える際の拠り所となっています。
 私のミッションは、学生の入学前から卒業後まで、一連の学びをどのように支援していくのかを見通していくことです。本学が活用できる資源も限られていることから、従来投入してきた資源の再配分が常に求められます。本学には、5つのキャンパスがあり、環境の違い等により、それぞれの特徴が異なる部分もあるため、全学として一つにまとめるプロセスは、困難が伴います。そんなときには、お気に入りの「ミッション:インポッシブル」の主人公であり、私と同い年のイーサン・ハントの勢いを借りながら、前進していきたいと思いますので、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

理事
後藤 ひとみ

 愛知教育大学での学長任期が完了する頃、蛇穴前学長から非常勤監事になってほしいとの依頼があり、「教員養成の知見を生かし、女性役員比率の向上に貢献するため」と聞いて、1990年から旭川校で12年間養護教諭養成を行っていたというご縁もあるので承諾させていただきました。ところが、2年経ち、非常勤理事になってほしいとの依頼になり、文部科学大臣に「一身上の都合により監事を退任したい」旨の文書を提出し、1ケ月後に特命事項(博士課程共同教育課程の設置)の理事となりました。
 少々遅れがちであった設置プランは2022年11月から本格化し、私の業務も3大学検討ワーキンググループ座長になりました。それから1年が経とうとしています。文科省への事前相談は9月で5回を数え、様式にそった申請書類の作成段階に入っています。任務終了とは言えない状況のため、田口新学長体制でも博士課程設置という特命事項を仰せつかり、さらに、本学の課題である男女共同参画推進も仰せつかりました。学長経験者が他大学の監事や理事になる例は複数ありますが、教員養成系単科の3大学による博士課程共同教育課程の設置という「レアな任務」に就くことは稀なことと思います。両学長の思いを受けて、念願の博士課程設置が早期に実現するよう努めてまいります。男女共同参画へのご協力も合わせまして、今後とも皆様のご支援をお願いいたします。

理事
吉岡 孝則

 この度、産学連携担当の理事を拝命いたしました。
 現在、私は経営層の一員として企業経営を担っていますが、常に思うことは、「学ぶこと」はいつになっても必要で、「教えること」も必ずあると言うことです。残念ながら、産業界では「学ぶこと」や「教えること」を、時代の変化に合わせて対応出来ていないのが実態です。
 私は、銀行員時代に10数年に渡り産学官連携に関わる仕事に携わりました。関わり始めた頃、大学研究者の方々と大学の知恵を求める一般企業の皆さまの話は、正直に言って円滑に進みませんでした。しかしながら、徐々に共同研究などの事例が増え、相手のことに興味を持つことで、新たな価値を創出する事例が増えています。
 本学は、「学ぶこと」「教えること」に多種多様な知見を蓄積しています。これらは「産」が抱える課題を解決に導く貴重な灯であり、皆さんが想像する以上に親和性は高いものです。
 本学教職員の皆さまと一緒に、他大学や民間企業、公的セクターの皆さまと同じ目線の議論を通じ、北海道教育大学の新たな価値創出に向けて努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

副学長
玉井 康之

 田口哲新学長体制の下で、主に社会貢献・附属学校等を担当させて頂く玉井康之と申します。
 現在教員養成大学は、教職占有率低下の中で社会全体の存在意義が厳しく問われ、養成-採用-研修の一体的改革が求められています。そのため北海道教育大学はあらゆる教育界との連携と研修開発等の全国的なネットワーク作りを進めています。そのためにもキャンパスと本部とのフィードバック、職員と教員の協働、部局間の横断的な連携、を進めたいと思います。
 社会貢献活動は困難も伴いますが、時に心が折れることがあってもコツコツと基盤を作ることが重要です。副学長は管理業務も担う立場ですが、全教職員の役割分担の一つであると考え、初心に戻りおごらず謙虚に、そして笑顔を忘れずに取り組みます。
 さらに北海道では過疎化と地方の教員定着率の低さが深刻で、中央のみならず地方の教育委員会・学校とも連携しながら、道内700校のへき地校の発展にも寄与していきます。
 附属学校も研修中核拠点として多様な研修を担っており、各地区での附属学校の実践開発・研修の存在意義も高めたいと思います。
 限られた分野ではありますが、ロビンソンの「不可能の反対は可能ではない、挑戦だ」という言葉を胸に、「七転び八起き」の精神で拓きたいと思います。本学の存在意義を一層高め、北海道教育大学がこれからも100年200年続くように、その基盤作りをしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

副学長
佐々 祐之

 この度、教員養成改革担当の副学長を拝命いたしました。
 これまで、実践と理論を往還するスパイラル型の教員養成カリキュラムの開発や高大連携事業による教職意欲の育成、大学院の博士後期課程の設置準備など、様々な取り組みに参加してきましたが、そのような関わりの中で、入学前から在学中、卒業後にわたって、教員養成をトータルな視点でとらえ、個々の取組を関連させながら充実させていくことの重要性を感じています。教員養成は本学の最も重要なミッションですので、その改革と充実に全力を尽くしてまいりたいと思います。
 近年、教職がブラックな職業であるといったことが話題になることが多く、教員志願者の減少は、本学だけでなく我が国全体としても大きな課題となっています。しかし、かつて教職を志した私自身が感じていたように、教師は憧れの存在であり、子どもたちと共に成長できる魅力的な職業であることは、今も変わりはありません。そのような教職の魅力を学生に十分伝えつつ、しっかりとした力量形成を図ることのできる教員養成改革を進めてまいりたいと思っております。皆さまのご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

副学長
今在 慶一朗

 この度、学科の機能強化を担当することになりました函館校の今在慶一朗です。函館校に来てちょうど20年が過ぎました。どうぞよろしくお願いいたします。
 目下の全学的課題は予算です。世知辛い限りです。お金がないのに機能強化を求められるというのはまさに無理難題です。
 ご厄介になる禅寺での食事の後片付けを思い出しました。出された物を残さないのは当然ですが、食器にへばり付いたご飯粒やおかずのタレなども綺麗に頂きます。食事を食べ終わったら漬物で食器をこそいでそれを食べたり、ヘラで食器をこそいで付いたものをねぶったり、さらにはひとつの食器にお湯を注いでうるかし、そのお湯を順々に別の食器に移して使い、最後にそのお湯を飲んだりします。気持ち悪いと思われるかもしれませんが、みんな食べ物の残りですから何も問題はありません。そして、ご飯や味噌汁に使った自分の鉢は布巾で拭ってそのまましまいます。油分があるおかずの食器は洗いますが、すでにこそいでいるので簡単に綺麗になります。残飯も出ないし、使う水や洗剤も少なくて済みます。
 食事の前後では、何のために物を食べるのかについて、また、食べ物が口に入るまでのプロセスについて思いを致すよう、偈(詩のようなもの)を唱えます。
 不足を思えば不愉快ですが、無駄を省く工夫には、本当に必要なことは何か、問い続ける営みがあるように思います。

副学長・事務局長
髙見 太也

 総務・財務等担当副学長を拝命しました。
 昨年4月に着任以降、本学の中期的な財政見通しを策定し、各キャンパスにお邪魔して本学の財政状況等についてご説明させていただきました。
 その折にお話しをした光熱水費の高騰など悪い予測が当たってしまっており、引き続き、本学の財政状況は厳しいものがありますが、故事のとおり「入るを量りて出ずるを為す」を基本にしつつ、「入る」については「量る」だけでなく、様々な方策を「図る」ことにもしっかり取り組んでいきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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