旭川校芳賀均講師および大学院1年生の阿斯罕(アスハン)さんを中心として、馬頭琴やホーミー(喉歌)といったモンゴルの音楽によるアウトリーチの出前授業および出前演奏会を、浜頓別町立浜頓別小学校(8月25日)、中頓別町立中頓別中学校および中頓別町民ホール(8月26日)で行いました。
芳賀均研究室の地域貢献としてのアウトリーチによる音楽出前演奏・出前授業「道北おとぼけキャラバン」に足掛け5年度に亘って参加する大学院生(大野紗依さん)からアスハンさんへの演示の技能の伝承も見られ、参加する学生にとっても学びの場となりました。
両日とも聴衆の反応は大変豊かであり、出演者の問答による解説や聴衆が体験するプログラムの採用で、会場は終始盛況でした。特に中頓別町においては、中学校は全校、町民ホールには平日にも拘わらず50名弱の来場者がありました。
本学学生であり、プロの馬頭琴奏者であるアスハンさんは、少数民族の音楽をいかにして伝承し広めていくか、そのためにいかに聴衆の興味関心を掘り起こすか、また一過性のものにせず、音楽に留まらず何らかの形で聴衆の方々の生活や人生に生きるものとするかを考慮して実践する「道北おとぼけキャラバン」の方法を学びに日本に来たと語っています。