平成27年9月26日(土)、北海道教育委員会のキャリア教育・職業教育推進事業「専門力アップセミナー(農業)」の一環で、北海道大野農業高校の専門学科の生徒25人が来校しました。今回は、地域環境科学グループの松浦 俊彦 准教授の講義を受けるとともに、先端科学の実験を体験し、環境保全型農業の実践に関する専門的な知識を身につけました。
環境技術に関する講義では、産業廃棄物であるイカ墨を天然可食性黒色インクに活用することや、太陽電池の材料として可能性があることなどを学びました。その後、松浦研究室へ移動した生徒達は、イカ墨をナノスケールで観察する先端科学実験を体験しました。環境科学グループの学生が講師役となり、サンプル作成の方法や、原子間力顕微鏡の操作と解析方法などを熱心に指導しました。生徒たちは、大学でしか味わえない貴重な体験を通して、環境技術の専門力を高めていました。
午後からは、大野農業高校が実践しているエコフィードの研究成果の発表と、松浦准教授との活発な意見交換が行われ、生徒たちは専門的な知識を深めていました。