地域連携

「ぐろーばるキャンプ~異文化でいい文化!~」実施報告(石森ゼミ)

 令和7年7月12日(土)〜13日(日)の1泊2日の日程で、函館校・石森広美研究室が、今金町教育委員会と連携し、クアプラザピリカ及び今金町総合体育館「あいきゅーぶ」を会場に、異文化体験型プログラム「ぐろーばるキャンプ~異文化でいい文化!~」を開催しました。
 本プログラムは、子どもたちを対象に、異文化コミュニケーションや多言語体験を通して、世界への関心と他者理解を育むことを目的としています。当日は、今金小学校の児童(3〜5年生)20名と保護者や教育関係者、地域の方々が参加しました。
 また、石森ゼミの学生8名と留学生11名(アメリカ、イタリア、ベトナム、マレーシア、中国、韓国、台湾)がスタッフとして参加し、児童や保護者、地域の方々とともに多文化を楽しむ活動を展開しました。

 初日は、石森准教授による「異文化コミュニケーション入門」のアクティビティからスタートし、世界のことばや文化に関するクイズ、ビンゴゲームなどを通じて、児童が多様性にふれながら楽しく理解を深めました。その後、「英語をがんばるコース」と「多言語にふれるコース」の2つに分かれ、留学生との交流を中心に、学生が考案した英語やさまざまな外国語で遊びを交えた活動を実施しました。児童たちは、留学生と外国語を交えながら、文化の違いや共通点を体感し、異文化理解を深めました。
 夕方には、バーベキュー交流会と花火イベントが催され、参加者の距離が一気に縮まりました。言語の壁を越えて笑顔で語り合う姿があちこちで見られ、留学生、学生、児童たちが自然なかたちで親睦を深める時間となりました。

 二日目は今金町体育祭に参加し、地域住民とのチーム競技を通じて交流を深めました。学生・留学生たちは最後まで地域の方々と活動をともにしながら、地域と大学、そして国際交流の懸け橋としての役割を果たしました。

 児童たちからは、「楽しかった!」「外国のいろんなあいさつが知れてうれしかった」「外国に行きたくなった!」という前向きな声が多く聞かれ、異文化体験が夢や意欲のきっかけになっている様子がうかがえました。また、留学生や学生にとっても、地域に根ざした実践的な教育活動を経験できた貴重な場となり、学びの深まりと自己成長につながる機会となりました。

今後も石森研究室では、外国語と異文化を軸とした実践的な教育プログラムを通じて、地域と大学、そして世界とを結ぶ学びの場づくりを継続していく予定です。

異文化コミュニケーション・オープニング
(留学生11名の母国のことばの自己紹介)

「ぐろーばるキャンプ」のプログラムを
企画・運営した石森ゼミと留学生

「世界旅行」体験(マレーシアのブース)

世界のことばであいさつしてみよう!