教員の研究活動

未来の学び協創研究センターが産学連携で開発に関わった知育玩具が「GOOD TOY AWARD 2025」を受賞しました

 未来の学び協創研究センターが産学連携により開発・監修に携わった知育玩具「トイオ・プレイグラウンド シリーズ」が、「GOOD TOY AWARD 2025」を受賞しました。

 この賞は、全国約2,000名の「おもちゃコンサルタント」による推薦や投票をもとに選出されるもので、選考会では専門家の見識に基づいた活発な議論を通じて決定されます。
一過性の流行ではなく、ロングセラーとなりうる可能性や、世代や障害の有無を問わず、遊びを通じたコミュニケーションを促す点が重視されており、子どもの発達や学びに関わる多くの関係者から高い評価を得ている賞です。
 今回の受賞は、学術的知見を活かした教育玩具の開発が社会に与えるインパクトを示す成果であり、本学の産学連携による取組の価値が広く認められたものです。

 本シリーズの開発は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント及び株式会社フレーベル館、東京学芸大子ども未来研究所、帝京平成大学、そして未来の学び協創研究センターによる産学連携プロジェクトとして約2年にわたって、子どもの発達段階に応じた遊びと学びの設計及び教育的監修に携わりました。
 同センターからは副センター長の佐藤正範 特任講師が開発と監修に関わり、直感的にプログラミング的思考を育める教材としての完成度を高めることに大きく貢献しています。
 本受賞は、同センターが推進する、企業と大学が共創する「未来の学び」の実践の形であり、教育研究の成果が実社会で活かされ社会課題の解決や教育の質の向上に結びつく成果となりました。

 今後も本学では、実践的な研究と社会とのつながりを重視しながら、「教育の未来」をともに創る研究・開発を進めてまいります。