地域連携

釧路校学生が酪農家民泊体験を行いました

 令和7年5月16(金)~18日(日)、根室管内において酪農家民泊体験を実施し、釧路校の学生9名が参加しました。
 命の糧・食とこれを産み出す第一次産業・農山漁村の価値や重要性を子どもたちに伝えていくことは、教員の大きな役割です。とりわけ過疎化が進行する農山漁村において、そうしたことの価値を正しく理解し、子どもたちに伝えていくことのできる教員を養成することは、地域や社会の持続可能性に直結する大きな課題です。
 こうした課題意識に基づいて、釧路校では、平成25年以降、わが国最大の酪農地帯に位置する北海道東部地域の地域特性と、教員養成大学としてのキャンパスの特性を生かし、根室地区農協青年部連絡協議会・JA北海道中央会根釧支所・教育地域サポート・一般社団法人十勝うらほろ樂舎等の協力を得て、教師を目指す学生を対象とした酪農家民泊体験を実施しています。

 1日目は根室農業会館で根室地区農協青年部のみなさんを講師として迎え、酪農勉強会と入村式・アイスブレイクを行った上で、2名ずつのグループに分かれて酪農家さんのお宅での作業体験・生活体験を伴う民泊体験を行いました。2日目には受け入れ酪農家さんたちとバーベキューをしながら意見・感想の交流を行い、3日目にかけ振り返り合宿を行いました。

 参加した学生からは、「実際に体験して「感じる」ことが大事と気付いた。体験することで大変さと同時にやりがいも感じ、人と人とのつながりも生まれる。新しくできたつながりを大切にしながら、もっと色々な体験をして、色々な人と関わって、人と人をつなげる側になりたい。友だちも牧場に連れて行く」「自分の興味のある分野だけでなく、新しい分野や他の分野についても学ぶことで、自分の世界を広げるとともに、新たな視点で自分と向き合い、自分で自分を成長させることができると気付いた。一歩踏み出す大切さを、子どもたちにも伝えたい」といった声がきかれました。

入村式・青年部による講義

アイスブレイク

作業体験

酪農家さんたちと記念写真