附属学校(園)
第15回ESD大賞において、附属釧路義務教育学校がESD優秀賞を受賞しました
令和6年11月30日、NPO法人日本持続発展教育(ESD)推進フォーラム主催、文部科学省後援による、第15回ESD大賞において、北海道教育大学附属釧路義務教育学校がESD優秀賞に選出されました。
この賞は、NPO法人日本持続発展教育推進フォーラムが、ESDの理念に基づく取組を積極的に実践する学校を奨励する「ESD大賞」として毎年実施しているもので、本校の総合的な学習の時間を核とする「くしろ学(地域探究学習)」の取組が評価されたものです。
中でも、持続可能な地域社会を共創する義務教育9年間の地域探究カリキュラムとして、「前田一歩園財団」や「まちおこし協力隊」、「青年会議所」等との外部機関(人材)と連携し、校内外の活動を効果的に繋げることで、探究サイクルを確立した、「子どもの発達の段階に応じた義務教育9年間の地域探究カリキュラム」や子どもたちの持ち味を生かした地域イベントの創出や地域創生プランの立案をPTAや地域と協働することで、社会への参画意識や自己有用感を高める「リーダーシップ・フォロワーシップの育成プログラム」、また、ESDに係るそれぞれの教育活動をSDGsのロゴも用いて繋ぐことで、相互の取組の関連性を可視化するとともに、別葉を用いて各活動の改善を図る「年間ESDカレンダー及び別葉の作成と利活用」について、高く評価されました。
表彰にあたり、審査委員長からは、「教育大学附属学校の取組だけあって、系統的で体系的なカリキュラムや地域や企業との連携、バラエティな活動だけでなく活動内容に子どもたちの発達の段階への配慮もなされている点など申し分のない報告である」との講評をいただきました。
世界では、持続可能性への危機感が高まり、社会全体でSDGsへの取り組みが進められています。また、学校教育でも学習指導要領で「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられ、ESDへの深い理解と価値ある実践が強く求められています。
今後も、義務教育学校のカリキュラム等に係る先導的な教育プログラムを開発し、その成果を地域の公立学校に積極的に発信していきたいと考えています。