地域連携
スタンフォード大学の心理学授業「ハートフルネス」ワークショップを開催しました
令和6年10月25日(金)に、スタンフォード大学のスティーヴン・マーフィ重松教授による心理学授業「ハートフルネス」ワークショップを開催しました。昨年度に引き続き、2回目の開催となります。
本イベントは、北海道大学SIP事業「自分らしく生き、自分の意志で決定できる社会をつくる学びの北海道モデル構築と展開」と、北海道大学COI-NEXT 「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」による主催イベントで、岩見沢校が共催として開催しました。ワークショップには、芸術・スポーツビジネス専攻の学生15名、教職員8名、他大学(高知大学)・自治体から4名の参加がありました。
スティーヴン・マーフィ重松教授は、「Health and Human Performance(健康と能力開発プログラム)」で教育イノベーションプログラムを開発されており、マインドフルネスに創造的な表現、変容をもたらす学びを統合させたハートフルネスを導入し、伝統的な智慧とアメリカ最先端科学を取り入れながら、EI(Emotional intelligence:感情的知性)、生きる力や人間力を高める革新的な授業に取り組んでいます。
ワークショップは、ボールを用いたワークで「コミュニケーション」について考えることから始まりました。全体のワークを通して、自分と他者との関係の中で、「自己肯定感を高めること」「なぜ生きるのか」「自分自身や社会の変容」などを考える体験としての「ハートフルネス」とは何かについて理解する講義を受け、ありのままの自分と他者を認め合うことや、マインドフルに生きることの大切さを、いくつかのエクササイズを通して学びました。
参加者からは、「改めてコミュニケーションには何が必要かを考えるきっかけになり、これからも重要なことだと感じました」「自分にとって大切なことはなにか、ということを改めて考える機会になりました」「感謝しようと思っていること、わかっていても普段は感謝の気持ちを大切にしていないと感じ、後悔しないように普段から感謝をしっかりと表そうと思いました」といった感想がありました。
岩見沢校では、SIPとCOI-NEXTの活動として、今後も「ハートフルネス」ワークショップを継続して開催する予定で、大学講義としてのカリキュラム化を目指していきます。
スティーヴン・マーフィ重松教授
ペアワークを行い、話した自分の考えを全体で発表
相手の目を見て言葉を交わすエクササイズ
参加したみんなで集合写真