教育・学生支援

釧路校学生が酪農家民泊体験実習を行いました

 令和6年5月17(金)~19日(日)、根室管内において酪農家民泊体験実習を実施し、釧路校学生12名が参加しました。

 命の糧・食とこれを産み出す第一次産業・農山漁村の価値や重要性を子どもたちに伝えていくことは、教員の大きな役割です。とりわけ過疎化が進行する農山漁村において、そうしたことの価値を正しく理解し、子どもたちに伝えていくことのできる教員を養成することは、地域や社会の持続可能性に直結する大きな問題です。
 こうした課題意識に基づいて、釧路校では、平成25年以降、わが国最大の酪農地帯に位置する北海道東部地域の地域特性と、教員養成大学としてのキャンパスの特性を生かし、根室地区農協青年部連絡協議会・JA北海道中央会根釧支所・教育地域サポート・一般社団法人十勝うらほろ樂舎等の協力を得て、教師を目指す学生を対象とした酪農家民泊体験実習を実施しています。
 新型コロナウィルス感染症流行のため、令和2年度と令和3年度は完全オンライン、令和4年度は宿泊を伴わない日帰りの酪農体験実習、そして令和5年度は1泊2日の酪農家民泊体験として実施していましたが、令和6年度は5年ぶりに酪農家民泊体験に加え、振り返り合宿も含めた2泊3日の酪農家民泊体験実習として実施することができました。

 1日目は、根室農業会館で根室地区農協青年部のみなさんを講師とした酪農勉強会と入村式・アイスブレイクを行った上で、2名ずつのグループに分かれて酪農家さんのお宅での作業体験・生活体験を伴う民泊体験を行いました。2日目には受け入れ酪農家さんたちとバーベキューをしながら意見・感想の交流を行い、3日目にかけ振り返り合宿を行いました。

 参加した学生からは、「牛乳やバターなどの乳製品は値段が高いと感じがちだが、それだけの価値がある。命の重さを知り、牛や酪農家さんたちのありがたさが身に染みた」「牛だけでなく、酪農に携わる方々やその思いに触れることができたことが貴重な体験だった。人に触れ、思いに触れることの大切さに気付いた」「体験させていただいただけでなく、ご家族みなさんで受け入れていただいた。新鮮で濃い体験だった。子どもたちにも自信を持って伝えていくことができる」といった感想が寄せられました。

青年部による酪農勉強会

アイスブレイク

搾乳体験

牛舎の清掃

酪農家さんたちとBBQ

記念写真

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