令和5年秋の叙勲が11月3日付けで発令され、本学関係者では、次の方々が瑞宝中綬章(教育研究功労)を受章されました。
氏 名
元 所 属
専門分野
伊藤 俊彦 氏(本学名誉教授)
釧路校(昭43.4~平21.3)
鉱物学
伊藤氏は、理科の教員として、地学並びに専門の資源地質、鉱物学を講ずるとともに学生の教育指導に鋭意専心し、幾多の優れた人材を教育界ほか多方面に輩出されました。資源地質の分野では、黒鉱鉱床の特徴を鉱物組成から明らかにし、造岩鉱物の分野では、特に阿寒・釧路・根室地域の沸石鉱物種についての総括を行われました。また、大学運営においては、多数の委員長を歴任し、その重責を担われました。
氏 名
元 所 属
専門分野
小林 禎三 氏(本学名誉教授)
旭川校(昭41.4~平21.3)
スポーツ科学
小林氏は、保健体育担当の教官として、長年にわたって学生の教育指導にあたり、多くの優れた人材を育成するとともに、自らも健康教育の研究に精力的に取り組んでこられました。生理学を基盤にした健康教育の実地調査の成果を踏まえた研究業績や新たなスキー形態である「歩くスキー」の提言や授業研究等に関しても成果を残されました。大学の管理・運営面においても代議員、大学改革特別委員会委員等として大学運営にも貢献されました。
氏 名
元 所 属
専門分野
中村 岩美 氏(本学名誉教授)
札幌校(昭44.4~平21.3)
工学
中村氏は、長年にわたり研究と教育・指導に従事し、優れた人材を多数世に送り出されました。技術教育講座で電気領域を担当するとともに、絶縁液体中の電気伝導の研究等に従事し、児童にとって抽象的で理解しにくい電気現象を視覚的に表現する教材の開発等、教員養成に関わる多くの研究成果を残されました。また、大学の管理・運営面においては、代議員、全学委員等を歴任し、大学の運営に貢献されました。
氏 名
元 所 属
専門分野
長内 勲 氏(本学名誉教授)
岩見沢校(昭45.4~平20.3)
声楽
長内氏は、長きにわたり声楽担当教員として教育、研究の発展に大きく貢献されました。歌曲の分野では、平成18年までに24回のリサイタルを開催しているほか、ジョイントリサイタルを16回開催し、高い評価を得られました。また、オペラの分野では公演の指揮、副指揮にも携わり北海道におけるオペラ運動の基礎を築き上げることに尽力されました。大学の管理運営面でも岩見沢校の各種委員会委員長を誠実に務め、大きく貢献されました。