ロゴ:北海道教育大学

社会貢献


雨竜町教育委員会との連携事業を実施しました

 令和5年10月26日(木)と11月9日(木)に、雨竜町立雨竜小学校及び雨竜中学校の児童生徒を対象とした、岩見沢校美術文化専攻・書研究室の土井伸也准教授による書の特別授業を行いました。

 この取り組みは、雨竜町の子どもたちに、地元出身の書家である故・辻井義昭(京雲)本学名誉教授や、地域にある書の常設ギャラリー(辻井京雲ギャラリー「墨響」)に誇りを持つとともに、書道を通じて書芸術に触れることで表現力や思考力を育むことを目的として、令和4年度から雨竜町教育委員会と連携して取り組んでいるものです。

 10月26日(木)には雨竜中学校の全校生徒を対象に、書写から一歩進んだ書の芸術性を味わえるよう、ギャラリー「墨響」所蔵の辻井名誉教授の作品を鑑賞し、書作品の多様性に触れながら作品を制作しました。
 また、11月9日(木)には雨竜小学校の3~6年生を対象として実施し、ギャラリー「墨響」所蔵の古代文字をベースにした作品の鑑賞や、辻井名誉教授の著書『漢字の成り立ち事典』を使いながら、書写の枠にとらわれない芸術的要素の強い課題に取り組みました。

 実施後のアンケートでは、子どもたちが自らの表現を模索し楽しんでいた様子がうかがえました。授業をサポートした書研究室の学生にとっても、子どもたちとの触れ合いを通じて自らの制作を振り返る大変貴重な機会となりました。

 この特別授業で制作された全作品を北海道学生書道展に出品したほか、中学生の作品の一部が雨竜町の文化祭で展示され、子どもたちの成果が発表されました。

トップページへ戻る