令和5年12月7日(木)、各キャンパスをweb会議システムで繋ぎ、北海道教育大学基金育英事業奨学金授与式を挙行しました。
授与式には、奨学生のほか、学長、理事、副学長、キャンパス長、学校臨床心理専攻長等が出席しました。
この奨学金事業は、教師や地域社会の様々な分野で活躍しようと勉学に励む学生を支援するため、平成18年12月に創設された北海道教育大学基金(当時は教育支援基金)の育英事業として実施しているもので、今年度は、学部学生の成績優秀者15名及び大学院生の成績優秀者5名、計20名に奨学金が授与されました。
なお、奨学金の対象者は、教員養成課程、国際地域学科地域教育専攻及び大学院(修士課程・専門職学位課程)においては将来教員を志望する学生を、また、国際地域学科地域協働専攻及び芸術・スポーツ文化学科においては世界や地域での活躍が見込まれる学生を、前年度のGPA(成績平均値)の高い者から順に選考しております。
授与式では、田口学長から奨学生へ、「皆さんが今ここにいるということは、勉学にいそしむ姿勢が非常に意欲的・積極的であり、努力を重ねてきたからこそ」との労いの言葉と、「この奨学金には、本学の学生に、将来の北海道を背負う立派な人材に育ってほしいという期待と激励の思いが込められており、このことを心に留めて、強い意志をもって、勉学や自己研鑽に励んでいただきたい。」との激励の言葉がありました。
また、奨学生を代表して長太 杏樹さん(教員養成課程学校教育専攻4年)から、「私は、集団指導におけるより効果的な個別指導の在り方を追求し、学習内容をまとめた絵本制作などの手立てを講じて現場での検証を続けてきました。コロナ禍でありながらも、同期と共に学び、互いを高め合う4年間を過ごすことができたのは、そのような環境づくりに尽力してくださった先生方、ご支援いただいた皆様のおかげです。大学で得た学びを活かして、子ども一人ひとりと一個人として向き合い、成長や変化に寄り添うことができる教師を目指します。」との謝辞が述べられました。