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教育・学生支援


未来の学び協創研究センター「MEET UDL1 学びのユニバーサルデザイン(UDL)〜マインドセット転換・実践・伴走を知る1日〜」を開催しました

 令和5年11月18日(土)に、未来の学び協創研究センターUDLラボによる「MEET UDL1 学びのユニバーサルデザイン(UDL)〜マインドセット転換・実践・伴走を知る1日〜」を対面及びオンラインのハイブリッド形式にて開催しました。
 本セミナーでは、NYでスクールサイコロジストとして活躍されており同センターの共同研究員でもあるバーンズ亀山静子氏、広島大学山崎茜氏、公立学校教諭國嶋朝生氏の三名を迎え、講演やワークショップ、シンポジウムを実施しました。

 はじめに、『なぜいま「UDL」か~日本におけるUDLの現状とこれから~』と題して、未来の学び協創研究センター員川俣智路准教授の司会進行により、バーンズ氏とセントラルコネチカット州立大学で教鞭をとり同センターの共同研究員でもある竹前セルズ奈津子氏の対談が行われました。続いて、『CASTが提唱するUDLとは?~UDLの基礎講座~」と題した講演が行われ、その後参加者同士でUDLについて整理し、疑問点等について話し合いました。
 午後からは、対面参加者とオンライン参加者に分かれ、「UDLを実践するためのマインドセット転換を体験するワークショップ」が行われました。対面参加者は、自身が与えられた生徒像になりきり、「自分がこんな子供ならどういった支援が欲しいだろう。」と頭を悩ませました。また、オンライン参加者は、教室環境の中で教員は何ができるかについて、アイデアを出し合い共有することにより、マインドセットの転換を体験しました。
 続いて、國嶋氏から『UDL実践報告と「伴走」のプロセス』、山崎氏から『UDLのサポート~伴走者育成の取り組み~』と題した実践報告が行われました。
 本セミナーのコーディネーターである川俣准教授は、「子どもの学習者としての成長を支えるCASTの提唱するUDLの実践はこれからさらに日本で重要となってくる。これを契機に、UDLが多くの先生方に実践されることをめざし、UDLラボから情報発信していきたい。」とセミナーを総括しました。

 このセミナーには、全国から現職教員、学生、教育委員会関係者及び大学教員など200名以上の参加があり、参加者からは「UDLの理論と具体的実践を知ることができ、特にマインドセットの講座が参考になった。」「UDLはオプションの設定という思い込みがなくなり、より実践する意欲が高まった。」などといった声が寄せられ、盛会のうちに終了しました。

未来の学び協創研究センター 後藤泰宏センター長
 

國嶋朝生先生

共同研究員 バーンズ亀山静子先生、共同研究員 竹前セルズ奈津子先生、本学川俣准教授

山崎茜先生

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