令和5年8月8日（火）に、函館校特別教室にて「令和5年度ソーシャルクリニックフォーラム」を実施しました。平成30年度から実施している「巡回型サテライト・オフィス（大学が各市町を訪問して地域の課題やニーズを直接伺い、大学の知的資源を生かした取り組みや協働の可能性を探る意見交換会）」に代わり、函館校の旬な取り組みを紹介するとともに、各自治体の方々に対面で交流していただく機会としてご参集いただきました。
会の前半では、齋藤征人センター長が国際地域学科の趣旨や地域協働活動の現状等について説明し、その後、学生によるポスター発表が行われました。ポスター発表のテーマは、下記の6つの活動についてです。
①地域のニーズをもとにした課題解決
およびその担い手育成プロジェクト
（北斗市）
③東部4地区の「公共交通」のあり方に関するワークショップ（函館市）
⑤日本語学習支援実習（函館市）
②「当別風の丘」を拠点とした体験型観光のPR方法（北斗市）
④観光まちづくり実習(七飯町・北斗市)
⑥附属函館中学校の取り組み ※掲示のみ
参加して下さった函館・道南地域の自治体職員の皆様が、どの発表にも熱心に耳を傾けてくださり、鋭いご質問や貴重なご意見を多く寄せて下さいました。時間が足りず、休憩時間にも熱い議論が行われていたのが印象的でした。
後半の意見交換では、函館校学生の問題意識の高さやプロジェクトの現実性・実現性の高さについて「大変刺激を受けた。」と、お褒めと励ましの言葉を多数いただきました。また、「これからも函館校とさまざまな面で連携を深めていきたい」「こういうこともできるのではないかとまたいろいろとアイデアが湧いてきている。」「小中高の教育カリキュラムにおける連携をもっと考えられないか。」などのご意見・ご要望が寄せられました。
また、当日参加した学生の中から、地域政策グループ2年の後藤月花さん、国際協働グループ3年の渡邉隆太郎さん、地域政策グループ4年の織田和奏さんより、発表した取り組みの振り返りと、各々が得た学びについて語られました。
今回頂戴した貴重なご意見・ご感想を基に、来年度はさらに改善を図りつつ実施していきたいと考えております。