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役職員等挨拶


学長退任挨拶

前学長
蛇穴 治夫

 昭和59年10月、当時の旭川分校に助手として採用され、この9月30日をもって39年間の任に終止符を打つことになりました。この間、最後の16年間を役員(理事・学長)として務めさせていただきました。実に人生の四分の一、大学人としての四割を役員という職に就いていたということになります。変化の速い時代にあって、次々と新たなことが突き止められる世の中で、気づけば「大学で教えていた」とは最早言えない存在となっていました。
 理事の前は一般教員でしたので、管理的仕事はゼロからのスタートでした。法律・規則・内規、その中で使われている用語の定義、それらの理解に加えて大学運営の仕組みなど、一つ一つを頭の中にたたき込むところからスタートしました。
 しかしながら、唯一、教員養成の(個人的に思う)理想形だけは私の中に既に醸成されていました。その種をくれたのは当時の学生です。「どうせ先生も5年もしたらいなくなるんでしょ」という彼の問いかけが、実は教員養成大学・学部の構造的な問題を指摘していました。それをきっかけに自分自身の教育と研究のあり方を自問し、教員養成大学の課題について考えることになりました。そのおかげで、教職大学院での学びをどう構築すべきなのか、函館校と岩見沢校を学科としてどのように教員養成大学に位置づけるのか、予定調和的なカリキュラムによって学ぶ意味を捉えられない学生がいる状況をどのように打開していったらいいのか、教員養成大学・学部を担う大学教員のあり方をどう考えるべきなのか、そのためには教員を育てるためのプログラムを持った博士課程が必要なのではないか、と次から次へと思考が繋がりました。
 「誠実に仕事をする」ことを心がけてきたつもりです。他人の意見を聞き、真意を感じとるためにキャンパスにも可能な限り出かけていきました。そのたびに私の視野の狭さを教えられました。教職員が一丸となれば、まだまだ北海道教育大学は発展できると感じています。
 最後になりますが、本学の職員の皆さんの優秀さ、仕事をきちんと成し遂げる緻密さ、これは世の中にもっともっと誇っていいことだと思います。
 教員養成に関して課題山積で、国からも改革を求められている中、田口新学長は、スタートから難しい局面に立たされています。皆様の支えが必要です。文字通り一丸となって北海道教育大学を盛り立てていってください。ありがとうございました。

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