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社会貢献


第3回江差ニシンチャレンジカップを実施しました

 令和4年9月24日(土)、江差町法華寺通り商店街にて「第3回 江差ニシンチャレンジカップ」を江差町民の方々と協働して実施しました。本イベントは実行委員会形式で行われ、本校からは、江差ソーシャルクリニック事業の一環として、地域協働専攻の地域政策学研究室と地域教育専攻の美術教育研究室が参画しています。今年度は江差高校の生徒の方々も企画から参加し、当日は多くの町民や観光客の方々の来場がありました。

 「江差ニシンチャレンジカップ(NCC)」は、江差をかつて繁栄させ、現在のまちづくりにも大きな影響を与えている「ニシン」というコンテンツを改めて見つめ直し、今後のまちづくりの核の一つとして再定義していこうという試みで2020年に始まりました。最終的には、ニシンを通じて江差と世界をつなぎ、NCCに合わせて世界から人々が江差にやってくることを目指しています。江差にニシンをもたらした「折居伝説」に着想を得て、「新たなニシン伝説で、江差に富の群来を!」をビジョンとして掲げています。学生たちが中心となってアイデアを出し、料理・アート・スポーツの3部門の活動を通じて、楽しみながらニシンに親しむ機会を町民の方々に提供しています。

 今回は、料理とアートを中心にイベントを展開しました。料理部門では、「ご飯にあうニシン料理」をテーマとして料理フェスティバルを実施しました。今年は函館水産高校の皆さんも参加し、素晴らしい「ハーリング」の試食会を実施していただきました。さらに、第一生命江差支社の方々のご協力を得て、昨年も好評だったニシン釜でニシンの塩焼きを提供しました。
 アート部門では、昨年に引き続き「海中の商店街」をテーマとした装飾を行い、子どもたちが描いた絵を泳がせる「デジタル水族館」を実施し、子どもたちも楽しめる空間を演出しました。また、今回は学生が作成したねぶた風のニシンのオブジェを展示したほか、学生が作成したオリジナルゲームも好評でした。さらに、「在りし日の江差に立つ」と題した写真展も開催し、過去から現在、未来へとまちづくりのバトンを繋いでいく演出も行いました。

 次回はNCCのスポーツ部門のイベント開催を予定しています。今後も江差のまちづくりに不可欠なコンテンツである「ニシン」の可能性を町民の方々と追求していく予定です。

デジタル水族館

函館水産高校のブース

ゲームを楽しむ参加者

当日提供された料理

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