令和3年11月6日(土)、未来の学び協創研究センターでは、ロケット開発を題材にしたモデルロケットSTEAM教室を開催しました。
STEAM教育はScience・Technology・Engineering・Art・Mathematicsを総合的に探求しながら創造的に学習する手法として各国で注目されている教育方法です。
北海道では大樹町における民間ロケットの打ち上げ等、今後我が国における宇宙開発の拠点としてにわかに期待されていることから、子どもたちに宇宙開発に興味関心を持ってもらうことを念頭にモデルロケットを題材としました。
当日は、本学附属札幌中学校の2年生12名が参加し、技術教育学研究室(佐藤正直准教授)で3Dプリンター等を利用して作成した4種類のロケットを観察し、形状や気象条件による飛行特性を子どもたち自身で考察しました。
その後、3名1班のグループに分かれて話し合い、ロケットの製作を行いました。完成したロケットを打ち上げた後に、プレゼンテーションを行い、どのように考え、工夫したか、そしてその結果はどうであったかを発表しました。
特別講演として、本学理科教育分野 渡辺理文准教授から、地動説、天動説などの宇宙にまつわる講話と、技術教育分野 石川智浩准教授から、宇宙開発、衛星開発に関する講話があり、その後生徒は実際に衛星に搭載される機器のハンダ付け作業の体験を行い、宇宙開発に対する興味関心を高めることができました。
今後は、更に子どもたちの興味関心を引き出し、STEAM教育を深められるよう、カリキュラムや教材の改善を行う予定です。
※本事業は北海道教育大学学長戦略経費(共同研究推進経費)で実施しました。