北海道美術協会が主催する公募展「第95回記念道展」において、札幌校准教授 牧野香里の絵画作品「春のかたがみ」が最高賞に選出されました。
【受賞者の声】
受賞作品「春のかたがみ」は、日本画作品ですが表現技法、素材を限定することなく制作しました。絵画を通して自身の立ち位置、思考の結果を明確にすることにより、1本の線、1つの色、1つのマチエールに責任を持って自己を表現することを目指しました。
この度、このような名誉ある賞を受賞したことは思いもかけず嬉しいことと思っております。私はこれまで絵画を詩的思考実験の場として研究をしてきており、今回はこれまでの描線の研究成果を評価していただいたのではと思います。今後も詩情溢れる美しきものへの敬意を忘れず、研究に邁進していく所存です。学生とともに制作し、評価を受けることはとても恥ずかしく、勇気のいることですが、今後も自身の姿を見せながらお互いに切磋琢磨していけたらと思います。