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学生の活躍


函館校の学生が第2回「江差ニシンチャレンジカップ」を実施しました

 令和3年11月13日(土)、江差町法華寺通り商店街にて「第2回江差ニシンチャレンジカップ」を江差町民の方々と協働して実施しました。本イベントは実行委員会形式で行われ、函館校からは、江差ソーシャルクリニック事業の一環として、地域協働専攻の地域政策学研究室と地域教育専攻の美術教育研究室が参画し、延べ約200名の方にご参加いただきました。

 「江差ニシンチャレンジカップ(NCC)」は、江差をかつて繁栄させ、現在のまちづくりにも大きな影響を与えている「ニシン」というコンテンツを改めて見つめ直し、今後のまちづくりの核の一つとして再定義していこうという試みです。最終的には、ニシンを通じて江差と世界をつなぎ、NCCに合わせて世界から人々が江差にやってくることを目指しています。江差にニシンをもたらした「折居伝説」に着想を得て、「新たなニシン伝説で、江差に富の群来を!」をビジョンとして掲げています。

 第1回は、令和2年2月に料理コンテスト形式で実施し、延べ約100名の方にご参加いただきました。一方で、会場での滞在時間が短い、子どもが楽しめるようなコンテンツがないなどの課題が見え、学生たちが中心となって新たなアイデアを検討し、料理・アート・スポーツの3部門の活動を通じて、楽しみながらニシンに親しむ機会を町民の方々に提供するという案を作成しました。

 今回は、料理とアートを中心にイベントを展開しました。料理部門では、「家庭でも作って食べたいと思う料理」をテーマとしてコンテストを実施しました。アート部門では、「海中の商店街」をテーマとした装飾を行い、町内の子どもたちが手形や絵などで装飾した「にしんのぼり」を泳がせるとともに、子どもたちが描いた絵を泳がせる「デジタル水族館」も実施し、子どもたちも楽しめる空間を演出しました。さらに、直径1メートルのニシン釜も用意し、ニシンの塩焼きも楽しめるようにしました。

 当日は、多くの子どもたちを含めて家族連れやさまざまな世代の町民の方々にお越しいただきました。子ども向けのアクティビティを用意したことで、滞在時間も長くなり、また、料理コンテストで提供された料理の売れ行きも上々でした。町民の方々の笑顔を見て、学生たちもやりがいと達成感を感じることができました。

 今後も江差のまちづくりに不可欠なコンテンツである「ニシン」の可能性を町民の方々と追求していく予定です。

 

デジタル水族館

 

当日提供された料理

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