令和3年の春の叙勲が4月29日付けで発令され、本学関係者では、次の方が瑞宝中綬章（教育研究功労）を受章されました。
氏 名
所 属
専門分野
本間 謙二 氏（本学名誉教授）
北海道教育大学長（平成19.8～平成27.9）
北海道教育大学理事（平成16.4～平成19.8）
旭川校（昭和51.10～平成19.8）
哲学、倫理学
本間氏は、哲学、倫理学のうちフッサール現象学とガダマー解釈学を専門領域として、多数の著書、訳書、論文等、傑出した研究成果を上げ、それらの哲学・倫理学研究を基盤に、道徳哲学・道徳教育研究へと研究領域を拡大し、多大な業績を挙げました。また、本学学長として教職大学院の設置を実現し、さらに国際地域学科（函館校）、芸術・スポーツ文化学科（岩見沢校）を設置するなど、法人化後の大学経営に大きく寄与しました。
氏 名
所 属
専門分野
中村 紘司 氏（本学名誉教授）
函館校（昭46.4～平18.3）
数学教育
中村氏は、数学コンピュータ支援教育(CAI)を用いた算数・数学学習プログラムの開発の研究において優れた成果を上げており、特にCAI学習プログラムが恒常的に提供されるために必要な多くの学習プログラムの開発や蓄積を行うなど、数学教育の発展に貢献しました。また、これらの教材開発・試行の研究に基づき、学部学生・大学院生に教師の力量に関わる内容・方法の実践的指導を行いました。
氏 名
所 属
専門分野
米谷 元捷 氏（本学名誉教授）
函館校（昭49.4～平19.3）
スポーツ科学
米谷氏は、スポーツ科学分野において、運動の動作及び技術を分析し、トレーニング理論と関連づけて、種々の指導に生かす方法と小学校における体育教材化の研究に貢献しました。また、深い学識と自らの実践研究に裏付けられた教育・指導により、優秀な競技者・指導者の育成に大いに尽力するとともに、日本学生陸上競技連合や北海道陸上競技協会などの役員を歴任し、体育・スポーツの振興・発展に多大なる貢献をしました。
（人事課）