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社会貢献


第18回へき地教育推進フォーラムを開催

 北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センターは、令和2年12月3日(木)(第1部)、12月17日(木)(第2部)の2日間で第18回へき地教育推進フォーラムを開催しました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインでの開催となりましたが、全国19の都道府県から、大学教職員、小・中・高等学校教員、教育委員会関係者ら計373人の参加がありました。
 第1部では、石田有記文部科学省初等中等教育局教育課程課学校教育官による講演が行われ、その中で、へき地教育の歴史的な位置づけを踏まえた上で、新学習指導要領改訂の全体構造、へき地・小規模校教育の新しい実践方法と改革のあり方、個に応じた教育、ふるさと教育やカリキュラムマネジメント、教員養成大学が行うへき地・小規模校実習など、へき地・小規模校教育に期待する実践について、自らの経験を踏まえた説明がありました。
 第2部では、池野敦北海道教育委員会総務政策局長など4名のパネリストにより、学校と地域の協働、ICTを活用した遠隔合同授業の実践、大学とへき地・小規模校との連携による教科指導の改善、子どもの主体的な学びが生まれる学習過程の工夫、自律的な学びを発展させ個別最適な学びに繋げる授業展開など、実践に即した効果的な事例が発表されました。
 日本は、少子・人口減社会に伴う学校規模の縮小化が全国的な課題となりつつあり、フォーラム全体を通して、参加者相互に、へき地・小規模校における様々な実践から、未来の学校教育のあり方を考える契機となりました。

石田学校教育官の講演の様子

池野局長の発表の様子

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