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釧路校教員が津別町から約2000万年前の二枚貝の新種を発見

 北見市南東部から美幌町・津別町にかけては津別層群(つべつそうぐん)とよばれる、古第三紀漸新世後期から新第三紀中新世初期(約2800万〜1800万年前)の海で堆積した地層(海成層)が広く分布しています。平成30年に北海道オホーツク総合振興局によって津別町最上(もがみ)で行われた道道27号北見-津別線の工事に伴い、津別層群津別層に由来する貝化石を含む多数の岩塊が得られました。
 釧路校 松原 尚志准教授は、北見市北網圏北見文化センター、九州大学、産業技術総合研究所地質調査総合センターの研究者との共同研究の一環として、現地調査と産出した化石の研究・標本整理を進めてきました。その結果、腹足類(巻貝)5種、掘足類(角貝)1種、二枚貝類の8種の産出が確認され、これらのうち、二枚貝類1種が新種であることが明らかとなりました。
 この新種が松原准教授によってMalletia tsubetsuensis Matsubara in Matsubara et al., 2020 (和名:ツベツスミゾメソデガイ)と命名され、令和2年3月20日発行の『北見博物館研究報告』第1号に公表されることとなりました。

〇プレスリリース
 「釧路校教員が津別町から約2000 万年前の二枚貝の新種を発見」

 

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