平成31年3月6日(水)、札幌市男女共同参画センターにおいて「命の教育シンポジウム2019-SOSの出し方・気づき方-」を開催し、教員や学校カウンセラーなど83名が参加しました。本シンポジウムは、本学教職大学院が自殺総合対策推進センターと連携して行っている自殺総合対策の一環として開催したものです。
はじめに、阿部 修教育担当理事の挨拶の後、井門 正美教職大学院長が趣旨説明を行いました。続いて、川俣 智路准教授から共有体験を得るための教材を使った授業実践例の報告、安川 禎亮教授から「SOSの気づき方とストレスマネジメント」と題した講演がありました。
次に、「学校と教師は、子どもや若者に対する命の教育にどう取り組めばよいのか」をテーマとしたシンポジウムでは、北海道教育委員会義務教育課指導主事 荒瀬 匡宗氏、札幌市教育委員会児童生徒担当係長 津田 政明氏から公立学校における自殺予防教育の取組、稲葉 浩一准教授からいじめ自殺報道の問題提起等の発表がありました。
最後に、自殺総合対策推進センター長 本橋 豊氏から「子ども・若者に対する生きることへの包括的支援-その最前線-」と題した講演があり、いずれの講演、シンポジウムともに活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。