平成30年12月16日(日)、本学札幌駅前サテライトにおいて、「北海道教育大学小学校英語教科化に向けた専門性向上のための講習の開発・実施事業小学校英語・小中連携フォーラム」を開催し、現職教員や学生など約60名が参加しました。
本フォーラムは、小学校英語教科化に向け、教材の効果的な活用方法など具体的な実践例を通じて、英語指導力の向上を目指すとともに、地域に根ざした実践交流・研究の場を提供することを目的として、毎年開催しているものです。
当日は、札幌市真駒内公園小学校教諭の大垣康之氏及び本学附属函館小学校教諭の伊藤光氏による実践発表や、本学特任講師の内野駿介氏によるワークショップを行いました。午後は、山梨大学大学院総合研究部教授の田中武夫氏から、「小学校外国語活動・外国語、何をどう考えればよいのか?」と題した講演が行われ、参加者は授業改善のヒントを得ようと熱心に聞き入っていました。
最後に、「免許法認定講習を振り返って~今後の英語教育にどう活かすか」をテーマとして座談会を行い、旭川市立愛宕東小学校教諭の佐藤直子氏、室蘭市立みなと小学校教諭の相馬和俊氏、札幌市立真栄小学校教諭の佐藤弘美氏から、それぞれ「免許法認定講習を振り返って」と題して発表がありました。本学免許法認定講習は、文部科学省が実施する「小学校英語教科化に向けた専門性向上のための講習の開発・実施事業」の委託を受けて、本学が北海道教育委員会と連携して実施している講習です。座談会を通して、2020年からの小学校英語教科化に向けた小学校での英語教育の取り組みについて意見交換を行い、現場の小学校教員にとって大変有益な時間となりました。
参加者からは、「具体的な活動内容を、体験を混じえて知ることができ、非常に有意義な時間となった」「いろいろな先生方の新教材の捉え方について聞くことができ勉強になった」「もっと多くの先生方に参加してほしい」等の感想があり、好評のうちに終了しました。