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教育・学生支援


「平成30年度社会教育主事講習」を実施

 平成30年7月28日(土)~8月16日(木)、本学札幌駅前サテライト、札幌エルプラザ、恵庭市内の施設等を会場として、「平成30年度社会教育主事講習」を実施し、教員、自治体職員、NPO活動者など38名が受講しました。社会教育主事とは、都道府県や市町村の教育委員会に置かれる専門的職員で、地域の教育力向上、まちづくりなどの学習の企画・立案、連絡・調整などに活躍が期待され、高い専門性が求められています。
 今年度は、本学の組織改編とあわせて、大学戦略本部「社会貢献・地域連携チーム」の教員及び北海道大学名誉教授、北海道教育員会の社会教育主事からなる研究プロジェクトチームを立ち上げました。チームでは、理論的な学びと現場での実践を結びつけ、社会教育の魅力や可能性、社会教育主事の役割を理解するための学習プログラムを構築しました。
 講習では、恵庭市教育委員会との連携、協力のもと、2泊3日にわたる社会教育演習を行いました。今年度は、新たに半日に及ぶ恵庭市内でのフィールドワークを企画し、社会教育施設への聞き取りや、社会教育主事、社会教育委員との対話が実践されました。演習においては、調査活動をもとにしたグループワークと発表が行われ、受講者同士が活発に議論しました。
 講習後、受講者から「社会教育とは何か、原点から具体的な実践までとても充実した内容だった」、「恵庭の事例を学び、今までの学習がより体系化され、身になった気がした。」といった感想が寄せられました。また、受講者相互の学び合いやネットワークづくりの貴重な機会となりました。
 現在、社会教育主事講習は、中央教育審議会学習分科会において時代の変化に対応する内容となるよう検討がなされており、2020年度から新たなカリキュラム構成で実施される見込みとなっています。引き続き、資格付与、教育関係者職員のブラッシュアップとして重要な位置づけとされており、今後、本学においても新たなカリキュラムに対応した実施体制の検討が求められています。

グループワーク発表

演習授業風景

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