命の糧「食」とこれを産み出す第一次産業・農山漁村の価値・重要性を子どもたちに伝えていくことは、教育の大きな役割であり、このようなことを身をもって実感し、理解を深めてもらうため、釧路校では平成25年度から「酪農家民泊体験実習」を行っています。
5年目を迎えた今年は、平成29年5月26日(金)から28日(日)、根室管内において実施し、大学院生を含む24名が参加しました。
1日目は、JAけねべつで根室地区農協青年部の方々から牛の生態や酪農の仕事について講義を受けた後、12軒の酪農家のお宅に分宿し、給餌・牛舎清掃や搾乳といった1泊2日の酪農生活体験をしました。
2日目は、実習の振り返りを行いお互いの学びを共有した後、3日目に酪農家の方々を招いて、「学びの成果発表」を行いました。
参加した学生からは、「第一次産業の重要性が実感できた」「自分の食生活を見直すきっかけになった」「教師になったときに今回の民泊体験をどのように伝えていけばよいのか、これからの大学生活の中で考えていきたい」といった感想がありました。