本学では、北海道教育大学基金への寄附者の方々に対する返礼品や国際交流関係での贈答品として「北海道教育大学ホタテ箸」を作製しました。
この箸は、ホタテの貝殻の廃棄量が年々増加していることと、東日本大震災の際に、「カビが発生する」という観点で木や竹製の割箸が備蓄されておらず、箸を使って温かい食事をとることができなかったという2つの問題をきっかけとして、宮城県塩竈市にある企業が研究・開発をしたものです。本学としては、普段の食事で使っていただくほか、災害対策用の備蓄品として使用していただければと考えています。
箸袋の作成や梱包作業は、附属特別支援学校の生徒が作業学習の中で行っています。普段の学習内容とは異なり、今回は大学からの受注作業ということで、生徒の作業意欲も高く、箸袋折り、箸入れ、封入作業の工程を個々の作業能力に合わせて分担し、納期を意識しながら、懸命に作業に取り組んでいました。