本学では、今年度から新規にJICA課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育振興~MDGs/EFAの達成に向けて(B)」を実施しており、平成28年6月21日(火)に、中南米5ヶ国からの研修員9人が、本学札幌キャンパスで蛇穴学長、大津理事を表敬訪問しました。その後、研修員は「自国のへき地教育の現状を再認識し、比較分析を通じて、課題解決に向けた改善提案が策定できるようになる」という目標のもと、7月8日(金)の閉講式までの期間中、日本の研究及び実践等を学びました。
研修は、東京、札幌、釧路、帯広の4ヶ所を中心に行われました。北海道での研修では、自国に活用できるへき地教育指導法を習得するだけでなく、へき地小学校児童や将来教員を目指す本学学生との交流を通じ、日本の教育現場を理解することができたようです。研修員からは、「知識の量より知識の適用を重視するという点に共感した。」「人間と環境を大切にする価値観が、「教え」の中で明確にされていた。」「帰国後、同僚に伝えていきたい。」などのコメントがあり、大変有意義な研修となりました。