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役職員等挨拶


学校臨床心理専攻長就任挨拶

学校臨床心理専攻長
庄井 良信

 本学の大学院学校臨床心理専攻は、平成14年4月の発足以来、一貫して現職教員(教育臨床)と、地域における対人援助専門職(心理臨床、福祉臨床、発達臨床等)との互恵的協働に基づいて、子ども理解を深め、人間の「いのち」のケアと育みに関する高度な「臨床的実践力」を涵養しつづけてきました。

 これまで、学校臨床心理専攻の教員は、学修者の切実な学びのニーズを虚心坦懐に理解しようと努力し続けました。その上で、教育臨床や心理臨床の分野で、先人たちが蓄積してきた思想や基礎研究が、一人の学修者の「母概念」として生涯にわたって豊穣化し続けられるように、リサーチベースの学修を支援してきました。そのことを通して、学校における教育実践や、地域における対人援助実践(スクール・カウンセリングや相談支援の現場等)において、高度な専門性を有する職業人を養成してきました。

 いま、学部レベルでの教員養成の質保障や、大学院レベルでの教師教育のカリキュラムの開発が進められています。北海道というこの地域に根ざし、そこに暮らす人びとの声にならない声をも丁寧に聴きとりながら、学部と大学院を有機的に繋ぐビジョンをもって、学校臨床心理専攻は、これからも教員養成・対人援助専門職の養成に邁進してまいりたいと思います。皆様のご支援・ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

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