教職大学院長 |
4月に着任しようやく馴れてきた新米ですが、蛇穴学長からのご指名を重く受け止め、全力を尽くして教職大学院や全学の運営に携わりたいと思います。私は3月まで秋田大学に16年間勤務していました。その間、教員免許状更新講習推進センター長や18特色GP推進特別委員会委員長、教員養成運営委員会委員長等を担当し、秋田県教員の資質向上、大学教育改革、教員養成等に携わりました。こうした蓄積を活かして本学の発展に少しでも貢献できれば何よりです。
今日、児童生徒の学力や教員の資質向上が叫ばれています。前任地、秋田の子ども達の学力はトップレベル、教師の指導力も高いと評されています。このことは大変喜ばしいことですが、その一方で毎年1万人以上の人口減少社会となっており、秋田県の教育投資は大都市圏に流出しているのが現状です。
私は、一部の教科、個々の記述解答式の学力そのものを問い正し、地方から大都市への人材流出問題を見据えた教育がなければ「地方創生」はありえないと考えます。ですから、教職大学院では、こうした問題に立ち向かうことのできる教員養成を目指し、北海道の未来を担う本学の発展に尽力したいと思います。