ブックタイトル教育大学園情報誌32号

概要

教育大学園情報誌32号

13 Spring/Summer 2020 No.32 インタビュアーの声釧路校・教員養成課程・地域学校教育専攻2 年柴田 好（しばた このみ）動しないで後悔するより、まず行動することが大切だと気づき、進んで行動できるようになりました。　この行動力は、教員になった際に生かしていけると感じています。二つ目は、多様性を受け　二つ変化を感じています。一つ目は、行動力が高まりました。今までは、自分で分からないことを分からないままにしていましたが、ヒッチハイク後は積極的に人に聞いて、疑問を解決するために行動できるようになりました。行種子島で一緒にキャンプしたご家族徳島県のSAから愛媛県まで。野球の話で盛り上がった高知から大阪に魚を運ぶ運転手さん。帰りの途中でトラックに乗せてくれたヒッチハイクを通した自分の変化を教えてくださいサークルや研究室の活動ではなく、自分のやりたいことを計画し、準備して最後までやりきる行動力に驚きました。これからの目標でもあるクラウドファンディングでもたくさんの人と出会い、つながりが広げられるように活動の成功を応援したいです！笑顔で挨拶をしたり、ボードを高く掲げたりして理解してもらえるように努力するしかありません。バカにされて笑われた時は、誰かを笑顔にできた！　いいことしたなぁ！　と思うようにして、前向きに活動しました。ここまでマイナスなことを言いましたが、実はプラスなことの方が多かったのが事実です。頑張れ！　と声をかけてくれる人、乗せられないけど…と言って飲食物をくれる人、腹減ってないか？　と言って、飲食店に連れていってくれる人、そんな優しい人が大勢います。頑張る様子は誰かに伝わる。それを実感できたのは、とてもうれしかったです。　折れない心を養うことができました。ヒッチハイク中は無視されること、注意されることが当たり前。ひどいことも言われます。でも、ヒッチハイクはグレーな行為であることは事実なので仕方ありません。できるだけ人に迷惑をかけないように心がけ、ヒッチハイクを通して力になったことを教えてください0405い、キャリア教育のためにお話をいただいたり、これからの旅の途中でオーストラリア人の友達をつくり、英語の授業の特別ゲストとして招いたりとやってみたい教育活動もたくさんあります。　思いついたら、まず行動。そして反省。それを繰り返し、自分自身を高めていきたいです。皆さんも、何かやってみたいなと思ったらやってみるべきです。勇気を持って行動に移してみてください！　応援しています！　春休みにオーストラリアでヒッチハイクの旅をします。日本にとどまらず、海外の人ともつながりたいと思い、挑戦することに決めました。自分は英語が得意なわけではありませんが、英語に慣れつつ、ボディーランゲージや表情でコミュニケーションを取りたいと思います。今回の旅は日本縦断の旅で学んだことを生かし、ある企画をすすめています。それは、クラウドファンディング活動です。これまでに学校祭や帯広駅前で活動しました。クラウドファンディング活動の内容は、皆さんからお金をいただき、そのお金でTシャツを制作し、自分たちがオーストラリアでお世話になった現地の人たちにプレゼントすることです。Tシャツの背面には、募金にご協力していただいた方々の名前をプリントします。現在、二〇〇人以上の方々から協力をしていただいています。人とのつながりをテーマにもっとクラウドファンディング活動に力を入れて、多くの人を巻き込みたいと思っています。　多くの経験を積み、多くの人と出会うことで、豊かな教育ができる教員になりたいと思っています。今まで出会った方々に協力してもら今後の活動で考えていることを教えてください06それは、自分が旅人だという適度な距離感にある人間だからだと思います。それに加えて、自分には教員になるという夢があるので、何か教育の役に立てたらいいとのことで話してくれたのだと思います。今現在、出会った方々とも連絡を取り合う仲になっています。このように人と出会いつながることができたのは、本当に自分にとっては大きな財産となりました。入れることができるようになりました。今まで、自分の価値観に基づいて人を判断してしまうことがありました。しかし、それは間違いだとヒッチハイク中に多くの人と関わる中で感じました。自分がこれまで関わった人たちやこれから関わる人たちの多様性を受け入れ、関わっていくことで、豊かな考え方や価値観を学んでいけるのではないかと思います。教員になった時には子どもの多様性を受け入れ、個性を発揮できる人生を支えられるようになりたいと目標を持つことができました。