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概要

教育大学園情報誌31号

6北方教育資料館でたどる函館校歴史の旅akodateCAMPUS H函館キャンパス 函館校の歴史は、明治時代にさかのぼります。一八七五(明治八)年に「函館小学教科伝習所」として歩みを始めています。その後、いったん廃止されたものの、一九一四(大正三)年に「北海道函館師範学校」として再度設置されることになりました。昭和に入ると、「北海道学芸大学」の五分校のうちの一つである函館分校となり、平成には「分」が取れて「北海道教育大学函館校」となり、今日に至っています(※函館校ホームページより)。そんな函館校の歴史について、国の登録有形文化財になっている「北方教育資料館」からたどっていきます。主に卒業アルバムから、当時の学生の様子や、校舎の変遷などをレポートします。 北方教育資料館はキャンパスの敷地内にあり、建物は大正時代に建てられた校舎の一部を保存したもので、西洋風の特別な雰囲気をまとっています(写真①)。中央にある階段を上ると、ギシギシと音がし、時代を感じさせます(写真②)。館内にはたくさんの資料が保管されており、卒業アルバムをはじめ、半世紀以上も前に使用されていた教科書、師範学校時代の制服、函館校の同窓会である夕陽会の方々から寄贈された作品など、さまざまなものが展示されています。それでは早速、卒業アルバムからたどる歴史の旅へと出発していきましょう。●?●? 館内中央の階段北方教育資料館 正面