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概要

教育大学園情報誌30号

30号記念巻頭座談会宇田川(本誌編集局長) 北海道教育大学の学生発信マガジン「学園情報誌ヒュー・ランドスケープ」は二〇〇五年一月に創刊され、本号で三十号の節目を迎えました。そこで、今回は巻頭特別企画として、普段なかなか集まることのない五キャンパスの学生たちが一堂に会し、蛇穴学長にいろいろな質問をして、その場で直接お答えいただくという機会を設けました。題して「ズバリ! 学長に聞きました。」。では、札幌校の関口さんから始めていただきましょう。札幌校 関口実子さん 蛇穴学長は普段はどのような仕事をしておられるのかについて、お聞きしたいです。蛇穴学長 教員や事務職員がいてそれで大学が十分に回っているのに、学長は何のためにいるのかという意味ですね。 一つは北海道教育大学全体をどのような大学にしていくか、という方針を考えることです。学生の皆さんにとって身近なところで言えば、本学の学生教育をどうするかという大きな方針を考えることです。教員養成課程では医者と同等の専門職としての教員を養成しています。最近の世の中の動きを見ていると、教員を養成している大学・学部に対して厳しい風が吹いています。そういう厳しい声に耳を傾けながら、今後のカリキュラムをどうしていくべきかという課題をキャッチして、その対策を検討するように担当の理事に指示を出しているのが一つの仕事です。それは、入り口の部分の入試をどうするか、出口の部分の就職対策をどうするべきなのかなど、全ての項目で同じです。 もう一つは国立大学法人の学長なので、国立大学全体をどうするかという観点での仕事です。特に国立大学の中でも教員養成をしている大学は同じ目的を持っているので、お互いに課題を共有し良いところを学び合って、日本全体の教員養成の質、あるいは国立大学全体の質を高めていくために、どうしたら良いのか、ということを話し合い、実行しています。この二つが大きな仕事だと思います。札幌校 稲葉拓紀さん 日々講義を受けてきて三年生も後半となり、教科教育法など様々な講義を聞いてきました。改めて、外部講師の方々も含めた本学に関わる全ての先生方に、学生と関わっていくうえでの心構え、こういう教育をしてほしいという要望がありましたら、その思いを聞かせて頂きたいです。蛇穴学長 例えば教科のことでお話しすると二種類の先生がいて、まず理学部や文学部のような専門学部から本学に採用になっている先生のグループがあります。それからもう一つは教科教育を担当している先生で、どちらかというと教育系の大学からきている先生方です。本学は教員を養成す■札幌校 関口 実子(せきぐち みこ)       教員養成課程・学校教育専攻・教育心理学分野三年 稲葉 拓紀(いなば ひろき)       教員養成課程・言語・社会専攻・国語教育分野三年 久保 章太(くぼ しょうた)       教員養成課程・言語・社会専攻・国語教育分野四年■旭川校 千葉 颯利(ちば はやと)       教員養成課程・社会科教育専攻四年■釧路校 森 結華子(もり ゆかこ)       大学院教育学研究科・教科教育専攻・国語教育専修一年 川本 友華(かわもと ともか)       教員養成課程・学校カリキュラム開発専攻・国語分野三年■函館校 佐々木 柚香(ささき ゆか)       国際地域学科・地域協働専攻・地域政策グループ四年 上野 琴音(うえの ことね)       国際地域学科・地域協働専攻・地域政策グループ四年■岩見沢校 津田 光太郎(つだ こうたろう)       大学院教育学研究科・教科教育専攻・美術教育専修一年 秋本 結以(あきもと ゆい)       芸術・スポーツ文化学科・美術文化専攻三年■取材スタッフ(岩見沢校) 瀬戸 望愛(せと もえ)       芸術・スポーツ文化学科・芸術・スポーツビジネス専攻四年 藤弘 玲衣(ふじひろ れい)       芸術・スポーツ文化学科・芸術・スポーツビジネス専攻四年ズバリ!学長に聞きました。国立大学法人 北海道教育大学学長 蛇穴 治夫(じゃあな はるお)Interviewer2