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概要

教育大学園情報誌30号

? 特集 ? NEW WAVE OF 北教大―「ねぶたプロジェクト」を始めたきっかけは何ですか?藤本 入学前から、「ねぶた作りの面白さをいろいろな人に知ってほしい」と思っていて、県外の大学に入ったらそこでねぶたのイベントを作ろうと決めていました。僕がコース内での自己紹介の時にそのことを話したら、みんなが賛同してくれて。何か大きいものを作りたい、イベントを起こしたいって思っている人が結構いたみたいです。美術文化専攻ならでは、でしょうか。―三メートル越えの大きなねぶたを作るに当たって、予算はどうしましたか?藤本 三メートルはそれほど大きいものではないのですが、それでも、ねぶたを作るにはお金がかかります。予算をどうするか考えていたところ、”HUE学生プロジェクト“の告知を見つけました。五分校の在学生なら誰でも応募できる、プレゼン審査が通れば三十万円まで支援が受けられるということだったので、企画書作りを始めました。 二〇一八年八月四日、岩見沢駅 有明交流プラザで、「ねぶたプロジェクト」というワークショップが開かれました。高さ合計三メートル超の骨組みに和紙を貼り、彩色、組み立てといった工程を地元小学校の児童たちと協力しながら制作。青森県の代表的な祭りであるねぶた祭と同じ時期に、岩見沢にも一つのねぶたが出来上がりました。驚くべきは、このイベントを作り上げたのは、春に入学したばかりの新一年生たちだということです。 「ねぶたプロジェクト」の発起人である、芸術・スポーツ文化学科・美術文化専攻・美術文化教育コース一年生の、藤本悠平(ふじもとゆうへい)さんにインタビューしました。―まずは自己紹介をお願いします。藤本 青森県出身で、青森北高校から来ました。美術のことはあまり詳しくなかったのですが、教育や、イベント作りに興味が有って岩見沢校に入学しました。小学五年生の頃から、青森市のねぶた団体の一つを手伝っていました。新一年生が発起人!岩見沢と青森をつなぐ「ねぶたプロジェクト」岩見沢キャンパスIWAMIZAWA CAMPUS入学する前から「やってみたかった」01HUE学生プロジェクトに応募02会場での制作風景12