ブックタイトル教育大学園情報誌29号_電子書籍

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教育大学園情報誌29号_電子書籍

夢に向かって走れ!希望を胸に日々活動する教育大生たち道北篇巻頭特集 次に、芸術・保健体育教育専攻・美術分野の岩永啓司先生〈専門:美術分野(彫刻)〉の研究室に向かいます(写真⑤)。道産の竹を使用して、四面体を基本単位に大きな造形物を制作し、野外展示をするという取り組みが進められていました(写真⑥)。岩永先生「今までもいろいろなスタイルでの実績があるプロジェクトですが、今年度は八重樫良二先生〈専門:美術分野(デザイン)〉の研究室と共同制作で、材料と設置場所は昨年を踏襲して、段取り、形、進め方に関しては、まずやるかどうかの判断から始めて、学生の主体性を徹底的に重視しています」。 このプロジェクトのリーダーである岩永ゼミ3年生の白石拓海さん(写真⑦、左端が白石さん)も「昨年は先生方の案で進めましたが、今年度はオブジェの設計、デザインなどすべて自分たち学生がアイデアを出し合っています。それをリーダーとしてまとめるのに苦労しています」とのことでした。 ということで、学生の自主性が十分に発揮されているのも、旭川校のゼミ活動の柱であることがわかってきました。 最後に、教育発達専攻・特別支援教育分野の蔦森英史先生〈専門:臨床発達心理〉の研究室を訪ねました。ゼミ生が集まって、心理検査・アセスメントの実習が行われていました(写真⑧、左手一番奥が蔦森先生)。 4年生の田中一滉さん、3年生の錦川拓海さんに聞きました(写真⑨、前列左が田中さん、右が錦川さん)。錦川さん「ゼミ生がそれぞれ興味を持ったことを出し合って、それを取り上げていくような活動をしています」。田中さん「例えば、教室を出て外でドローンを飛ばしてみて、その前と後の心理の変化を計ってみるようなこともありました」。 取材中の移動でキャンパス内にある池の横を歩いていると、学園情報誌の旭川校編集局員である理科教育専攻の今村彰生先生〈専門:植物生態学〉が、ゼミの学生たちと共に、野外実習で釣った有害外来魚を焼いて食べているのに出くわしました(写真⑩)。害魚ですが、実はおいしく食べられるそうです。期せずして、何ともスケールの大きい旭川校の教育環境を、目の当たりにすることになりました。 ということで、旭川校の取材もあっという間に終了しました。釧路校に続いて、再び夢を追うたくさんの光が確かに見えた、そんな貴重な体験でした。写真①写真⑤写真⑥写真⑦写真⑧写真⑨写真⑩2