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概要

教育大学園情報誌28号

ているところもありました。ボールは意外と硬く、蹴るときは足の内側を使ったり、外側を使ったりしていました(写真①)。アップが終わると、一対三の練習が始まりました。この練習は、一人がパスをもらい相手コートに蹴り、それを相手コートに入っている三人が受けるというものでした。ボールを相手コートに蹴る姿はとても迫力がありました(写真②)。その後は実際の試合を見せていただきました(写真③)。試合では、ネットを背中にしてボールを蹴り、それをブロックしたりする姿が見られました。ボールを相手コートに蹴った後はその場に倒れ込むくらいハードでした。 練習を見学させていただいて感じたことは、プレーにとても迫力があるということです。皆さん、初心者とは思えないくらいアグレッシブで、見とれてしまいました。特に印象に残ったことは、試合中のボールをブロックする姿です(写真④)。ボールは小さいのに、それを足でしっかり止められることに驚きました。ジャンプ力だけでなく柔軟性が必要なのでしょう。 練習は和気あいあいと行われていましたが、真剣なときは真剣に、とメリハリも見られセパタクローが、どのようなスポーツなのか興味があったので、今回取材をさせていただき、とても良い経験になりました。授業やアルバイトで忙しい中でも、練習に熱中している姿はとても魅力的でした。函館セパタクロークラブの皆さんこれからも頑張ってください!レポーターの声函館校・国際地域学科・山邉 瑞穂(やまべ みずほ) 地域教育専攻2年函館キャンパスました。試合の際は点を取っても取られてもコートの真ん中でハイタッチをするなど、チームの雰囲気を高めているのが分かりました。 全日本学生セパタクロー選手権(二〇一六春)では函館A男女ともに三位。北海道セパタクロー選手権(二〇一六)函館A優勝、函館女子AとB三位。全日本学生セパタクロー選手権(二〇一六秋)函館A準優勝、函館女子A三位。北海道新人戦(二〇一六)函館女子A優勝。ビギナーズカップ(二〇一六)函館男子三位。全日本新人戦(二〇一六)函館女子三位。北海道セパタクロー選手権(二〇一七)函館A三位、函館女子BとC三位、などの好成績を残しています(Aから順に戦力のある人でチームを組んでいくそうです)。部長の桜庭さんは「全日本学生セパタクロー選手権は全国大会なので、やはりそこで入賞できることはすごいことだと思っています。北海道セパタクロー選手権は函館セパタクロークラブでもかなり力を入れている大会で、その大会のために合宿なども行っているので、このような結果が出るとうれしいですね。二〇一六年の北海道セパタクロー選手権は元日本代表が敵にいながら優勝できたので、本当にうれしかったです」と喜びを語ってくれました。 部長になってみると、コーチがいないため学生が自主的に動かなければならず、部を存続させていく難しさを実感しました。自分がさまざまなことを管理するので、責任感を持っ大会での成績03部長の桜庭さんからのメッセージ04て動いています。部長になったきっかけは先輩に「やってほしい」と言われたからですが、先輩に勧められたことでやる気も出てきました。普段は、練習時間の合間をみてアルバイトも頑張っています。学校生活と部活とアルバイト、それぞれを両立させることは時にはつらいですが、セパタクローが好きなので乗り越えられます。セパタクローはアグレッシブなスポーツなので運動神経が悪いから怖い、と思う人が多いです。しかし、みんなゼロからのスタートなので全員で協力して練習し、共に成長することができます。最近では新入部員が減少しているので、函館セパタクロークラブで一緒に頑張る仲間を募集しています。②ボールを相手コートに蹴る様子③実際の試合の様子。男女交ざったチームもありました④ボールを相手コートに蹴る姿とそれをブロックする様子①足を高く上げ、ボールを蹴る様子13 Spring/Summer 2018 No.28