キャンパスガイド2021 MY STORY
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27「教育社会学」は、教育や社会の現状や変化を客観的にとらえながら、問題の本質や背景、課題を追究する学問です。教育社会学ゼミでは、いじめや教育格差、ジェンダーや多様な性に関する教育の課題などに関心を持つ3・4年生が、ともに議論を重ねながら、教育や社会を捉える理論や方法を学び、それぞれの研究課題に取り組んでいます。その成果は、毎年、学外の合同研究発表会やゼミ合宿で発表します。研究関連施設の訪問や学術学会への参加もあります。ゼミ活動を通じて、教育の諸問題を多角的に捉え、考察できる力を高めています。教育社会学ゼミでの活動や学びこの授業では、特別支援教育について概説し、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の構築及び、児童生徒への発達支援のあり方について学ぶ授業です。実際の授業では、様々な障害の理解と同時にこれまで教員が担当した学習支援や事例などを交えながら講義を進めていくため、特別な教育的ニーズのある児童生徒のイメージがしやすく、具体的な支援事例の紹介により、新たな視点を見つけることができます。実際に特別支援教育は従来の障害児教育の領域だけで考えるのではなく、通常の学級に在籍している特別なニーズのある児童生徒への支援を含めて考える必要があることからも、教員となる全ての学生が、特別支援の視点をもつことが必要となります。細谷 一博 先生 HOSOYA Kazuhiro専門分野:特別支援教育担当授業 『特別支援教育(初等)』最終学歴:上越教育大学大学院 学校教育研究科出身高校:新潟県立直江津高等学校研究発展科目地域プロジェクト教職実践演習教育実習キャリア開発科目卒 業 研 究ゼミナール専門科目4年3年2年卒業研究のテーマ・小・中学校の教員を対象とした障害理解教育の実践上の課題に関する調査・発達障害の疑いがある生徒への分数概念の指導―折り紙・おはじき・テープ図・数直線を用いた系統的な指導―・小学校外国語教育におけるCLILの実践研究―英語の数の指導に焦点を当てて―・校則改定を通して生徒の自主性・主体性を育てる生徒指導の在り方・生涯にわたるキャリアを育成する大学のキャリア教育実践の検討 ―「抵抗」の学びに注目して―・部活動としての吹奏楽部の在り方―コンクールの流行とその弊害に注目して―・スポーツ競技者の他者受容感の獲得に影響を及ぼす要因の検討・ICT活用による音・リズムに親しむ学習環境づくり・年長児のいざこざに対する非当事者幼児の介入後の過程・渡島大沼におけるアメリカザリガニがスジエビに与える影響・小学校における「総合的な学習の時間」のための教材開発 ―「江差追分」の教材化を中心に―・北海道七飯町大沼地区の学校統廃合過程

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