キャンパスガイド2021 MY STORY
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19地域政策学研究室では、政策や政治という側面から地域を考える活動を行っています。私たちの生活や、日々暮らす地域社会は、国や地方自治体が定めるさまざまな政策の下で営まれています。したがって、少子高齢化や人口減少、地域福祉、観光、地域経済の活性化など、地域が直面する課題の解決を考える際には、政策的な視点が不可欠です。さらに、政策を決めていくのは政治であることから、政治の仕組みや動きを理解する必要もあります。私たちの研究室では、政策研究に関する方法論を学んだ後、政策学や政治学に関する文献を読んで議論しています。また、文献講読を通じて学んだことを現場で活用するため、政策アイデアコンテストに参加したり、地域の方々と様々な取り組みを行ったりしています。卒業研究のテーマ経済開発論の対象は、ローカルな経済、リージョナルな経済、ナショナルな経済、インターナショナルな経済、グローバルな経済にまたがります。また、政治、行政、法律、社会、文化、宗教、リアルなビジネスとの関連も深く、履修者は、経済学の基本的な考え方を理解することはもちろん、森羅万象への好奇心を持ち続けることが大事です。私の授業では、生活や経済活動の「場」としての「地域」に焦点を当て、貧困や格差、環境破壊などの問題を解決できないばかりか、場合によっては、その原因にもなっている─現代の経済学のあり方に対するオルタナティブとしての「経済」や「開発」の考え方を履修者の皆さんと一緒に追求したいと思います。畠山 大 先生 HATAKEYAMA Dai専門分野:応用経済学担当授業 『経済開発論』最終学歴:明治大学大学院 商学研究科       博士(商学) 出身高校:安田学園高等学校(東京都)研究発展科目地域プロジェクト相談援助実習社会福祉関連科目キャリア開発科目卒 業 研 究ゼミナール専門科目4年3年2年・在住外国人女性の現状と抱える課題 ~女性ならではの問題に焦点をあてて~・障害者が自分自身を語る場における「語り」の「語り手」に与える効果について ―NPO法人自立の風かんばすの「轍」に着目して ―・函館市の課題とまちづくり・移住が函館にもたらす経済効果・DV被害のある家庭で育った子どもの支援についての一考察―居場所となる環境づくりの視点から―・函館市西部地区住民の住み心地調査・水資源をめぐる日本と世界―水資源から考える未来の世界―・『地方消滅』から学び、「持続可能な地域」を見据える―「多様性の共生」論から未来の地域を考える・函館市内における次世代の居場所づくりのネットワーク化に関する研究 ―「函館てらこや」 を事例に―・ホストとゲストにとって有益な観光開発の仕組み~尾道と江差のアンケート調査をもとにして・公共図書館を地域福祉の拠点にする方法etc.地域政策学ゼミでの活動や学び※履修希望者 のみ受講※履修希望者のみ受講社会科学系科目教育実習※履修希望者のみ受講

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