キャンパスガイド2020 MY STORY
27/48
27「教育社会学」は、教育や社会の現状や変化を客観的にとらえながら、問題の本質や背景、課題を追究する学問です。教育社会学ゼミでは、いじめや教育格差、ジェンダーや多様な性に関する教育の課題などに関心を持つ3・4年生が、ともに議論を重ねながら、教育や社会を捉える理論や方法を学び、それぞれの研究課題に取り組んでいます。その成果は、毎年、学外の合同研究発表会やゼミ合宿で発表します。研究関連施設の訪問や学術学会への参加もあります。ゼミ活動を通じて、教育の諸問題を多角的に捉え、考察できる力を高めています。教育社会学ゼミでの活動や学びこの授業では、初めに発達障害(LDやAD/HD)の特性や支援方法について講義を受け、発達障害の基本的な知識や支援方法を身につけることができます。また、実際に担当教員が経験した事例をもとに、学生があらたな支援を考えるという授業内容です。実際に教員が担当した事例なので、子どもの実態をイメージしやすく、また学生の数だけ指導方法や支援方法があるため、自分では思いつかないあらたな気づきを発見することができます。これから実際に、子どもと触れ合う前に子どもをイメージして様々な条件で支援を考えることは、教育実習などで子どもと直接かかわる際に大変役立つ授業です。北村 博幸 先生 KITAMURA Hiroyuki専門分野:特別支援教育担当授業 『発達障害児指導法入門』最終学歴:筑波大学大学院教育研究科 出身高校:北海道札幌月寒高等学校研究発展科目地域プロジェクト教職実践演習教育実習キャリア開発科目卒 業 研 究ゼミナール専門科目4年3年2年卒業研究のテーマ・小学校国語科における言語活動の様態 ―平成20年学習指導要領下における物語教材の実践を対象にして―・スポーツ活動における危機が心理的成長に及ぼす影響 ―本校に在籍する学生の実態調査から―・教師の「ほめ」と「叱り」が児童の教師への自己開示に与える影響・公立小学校において包括的セクシュアリティ教育を実施するために ―実践者インタビュー調査を通して―・樺太師範学校における教育・主権者教育の再考・大学生の障害者に対する潜在的態度に及ぼす影響・作文が苦手な自閉症スペクトラム児に対する作文指導 ―自己調整方略学習モデルを用いて―・発達障害児の望ましい行動の形成に着目した交換記録ツールの活用 ―学校・家庭・大学の三者の連携を通して― etc.
元のページ
../index.html#27