学生・卒業生の活躍
授業開発研究室の任意学生団体『チーム「つなくる」』が内閣総理大臣賞を受賞しました
釧路校授業開発研究室の任意学生団体である『チーム「つなくる」』が、令和7年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。
チーム「つなくる」は、授業開発研究室の境コースのゼミ生がグループをつくり、平成24年から、津波防災出前授業を始めました。以降ゼミの3年生が毎年夏に、その学年の防災に対する願いや思いを込め、高学年向けの津波実験装置を用いた1時間の授業プログラムを作り続けてきました。
このプログラムは、毎年7月に附属釧路義務教育学校前期課程6年生を対象に実践し、8月以降は依頼を受けた釧根地区10校以上の小学校で津波防災授業を行っています。さらに、平成28年からは、低学年プログラムの開発を行い、「防災寸劇」が誕生しました。「防災寸劇」とは、ある家族が地震になった際に、3人の子どもたちのとる行動を寸劇で見せながら、子どもたちにどのような行動を取るとよいかをクイズ形式で判断させていくものです。その後も、NHK釧路放送局との連携による、「津波防災ビデオ」の作成や、釧路気象台のアドバイスを受けながら、津波3か条「すぐにげる・より高いところへ・逃げたら戻らない」を子どもたちに伝えるために3か条のポーズも考案しています。ポーズは低学年授業の際に、全員でポーズをしながら津波から命を守る方法として児童に指導しています。
また、令和4年に第1刷を刊行した「地震・津波防災パンフレット」は、毎年内容を精査、改定し現在4刷目になり、出前防災授業などで子どもたちや一般の方々に配布し続けています。このような継続的な防災関係機関などとの取組が評価され、昨年度は総務大臣賞を受賞しました。
※昨年度の総務大臣賞受賞の記事
今年度も子どもたちの防災意識向上のため、小中学校での防災出前授業を通じて、地域住民の防災意識の普及啓発及び地域防災力の向上に多大に貢献をしたと評価され、消防庁の推薦を受け今回の内閣総理大臣賞受賞となりました。
受賞式当日は、『チーム「つなくる」』顧問の釧路校 境智洋教授が受賞式に参加し、表彰を受けました。
なお、受賞式当日の様子は政府広報オンラインからご覧いただけます。
- 防災功労者内閣総理大臣表彰式の様子(動画)
※動画8:00あたりで『チーム「つなくる」』が読み上げられます。 - 当日写真
※4枚目、6枚目に境教授が掲載されています。

