地域連携

小学生が函館校で多言語と異文化交流を体験しました

 令和6年10月10日(木)、石森広美研究室(英語科教育・国際理解教育)では総合的な学習の時間(キャリア教育・国際理解教育)の学習の一環として、小学6年生を対象とした多言語と異文化交流のプログラムを実施しました。
 本活動は、知内町立知内小学校6年生の担任教諭と外国語専科教諭から、児童の視野を広げたいとの思いで昨年度に引き続き依頼されたものであり、石森研究室の学生及び函館校の留学生が、学びをサポートしました。
 当日は、小学6年生全員(15名)と関係教職員3名、計18名が大学に来校し、次のプログラムを体験しました。

1.キャンパスツアー
2.留学生と異文化交流を楽しもう!(エジプト、インド、マレーシア、イタリアの4か国5名の留学生を囲み、様々な外国語や文化に触れて交流する活動)
3.多言語であいさつ(アラビア語、ヒンディー語、マレー語、イタリア語のグループに分かれて留学生とその言葉を使いながら自己紹介し交流する多言語活動)
4.石森准教授による大学ミニ講義(世界のことばと文化)

 参加した先生からは、「子どもたちが英語以外に初めて触れる言語を実感できたことは、外国語や社会科の学習の大きな礎になっていくと感じています。ヒンドゥー語で氏名を書いていた児童が“家庭学習で練習してもいい?”とつぶやいていました。夢がまだまだ漠然としている段階であるからこそ、新たな刺激を与えることができると確信しました。今後の学びにつなげていきます。」(学級担任)、「子どもたちが感性を広げられるこの時期に、いろんな言語や文化にじかに触れて交流できることは大きな意味があると感じます。学習の動機にもつながります。子どもたちの驚く様子が新鮮でした。学生さんのサポートもとても良かったです。」(外国語専科)との声をいただきました。また、児童の事後アンケートからは、留学生との交流を通して、外国人との交流への不安が減り、異文化や外国語への興味関心が高まるなどの効果が顕著にみられる結果となりました。

インドのソニアさん(右)と交流する児童らとサポートする学生(左)

多言語活動で使用した自己紹介カード(タミール語)