社会貢献
酪農家民泊体験実習成果発表会を行いました
令和6年7月24日(水)、釧路校「教育フィールド研究Ⅶ―根室酪農家民泊体験実習」受講生が酪農家民泊体験成果発表会を行いました。
命の糧・食とこれを産み出す第一次産業・農山漁村の価値や重要性を子どもたちに伝えていくことは、教員の大きな役割です。とりわけ過疎化が進行する農山漁村において、そうしたことの価値を正しく理解し、子どもたちに伝えていくことのできる教員を養成することは、地域や社会の持続可能性に直結する大きな問題です。
こうした課題意識に基づいて、釧路校では、我が国最大の酪農地帯に位置する北海道東部地域の地域特性と、教員養成大学としてのキャンパスの特性を生かし、根室地区農協青年部連絡協議会・JA北海道中央会根釧支所・教育地域サポート・一般社団法人十勝うらほろ樂舎等の協力を得て、教員を目指す学生を対象とした酪農家民泊体験実習を実施しています。今年度は5月17日(金)~19日(日)の2泊3日の日程で実施しましたが、酪農家民泊体験実習成果発表会は、その学びの成果を発表したものです。
当日は、民泊体験実習を受け入れていただいた根室地区農協青年部連絡協議会・西塚知也会長はじめ、お世話になった酪農家の皆さまや、講義をいただいた皆さまをオンライン・オフラインでお招きし、受講生12名が3グループに分かれて学びの成果を発表しました。
学生からは、「食を支える人たちの仲間になりたい」「食や命の大切さは机に座っているだけでは分からない。直接見たり触れたり聞いたりする<体験>の重要性が分かった」。「自分の出身地以外の地域も知ることが大切と思った。そのことが、自分の地域を誇りに思い、大切にしようとする気持ちにもつながっていくのではないか」「将来教員としてどのようなことができるのか、考えていきたい」といった感想が寄せられました。
ご出席いただいた根室地区農協青年部連絡協議会・西塚会長や小出副会長からは、将来教員を目指す学生たちへの期待と応援のお言葉をいただき、盛会のうちに閉会しました。なお、発表会終了後は、根室地区農協青年部連絡協議会主催により行われた釧路校学生への乳製品等配布の手伝いも行いました。
会場の模様
学生の発表の模様①
学生の発表の模様②
学生の発表の模様③
記念写真
乳製品等配布の模様