平成30年度から始まった本発表会は、感染防止対策を施しながら毎年続けられ、令和4年度で5回目を迎えることができました。
本発表会の特徴は、アートマネジメント教育の一環として、学生が中心になって企画・運営を行い、演奏だけでなく音楽に関する論文の発表もあるという点になります。今回の論文発表は「ディズニー・アニメーション映画の音楽の変遷とこれからの展望に関する考察」、「音楽が築く 『つながり』 がもたらす効果について」の2題をテーマとしました。また、演奏は声楽やピアノのソロに加え、二重唱(ヴェルディ〈乾杯の歌〉)、4手連弾(ペトルーシュカからの3楽章)、8手連弾(アルルの女第2組曲)、能の仕舞(鶴亀)、琉球大学で半年間の交換留学を終えた学生による三線演奏(島人ぬ宝)や、他分野の教員も参加しての弦楽五重奏(セントポール組曲)などが次々に披露され、近年定番となっている中西紗織(本研究室准教授)作詞、二橋潤一(本学元教授)作曲の「釧路校創立70周年記念祝歌《煌めく道》」の混声四部合唱により盛況のうちに終えました。
以下、本発表会実行委員長、横田江利唯さんからのメッセージです。
令和5年2月14日(火)に釧路校音楽研究室演奏・研究発表会を道立釧路芸術館アートホールにて行いました。毎年恒例の研究室行事でありますが、1年間、先生方から学んだものの集大成として出た学生もいれば、自分自身の独自の音楽を表現した学生も多くおり、例年よりもさらにバラエティに富んだ内容になったと思います。ご来場いただいたお客様にも、楽しかったという声を多くいただき、来年度もさらに盛り上げて参りたいと思います。