令和4年9月23日(金)~27日(火)に、函館校石森研究室の学生5名(地域教育専攻3年生)が、シンガポールの学校で教育実践と交流を行いました。入学時からコロナ禍に翻弄され続けた現3年生ですが、初めてとなる海外体験に大いに刺激を受け、多くの学びを得ました。
グローバルな視野を持ち、外国語を担当できる小学校教員の育成を目指す石森ゼミでは、教員の引率指導のもとで、実際に海外で異文化コミュニケーションを経験する機会を設けています。キーワードは、現代的な教育課題でもある「異文化コミュニケーション」「多文化共生」「多様性」「グローバルな視野」です。
学生たちは9月中旬に函館市内の小学校での教育実習を終え、引き続いて今度は「海外」での教育実践に挑戦です。数か月にわたって準備を重ね、いよいよ現地へ。多文化共生社会であるシンガポールの小学校では授業を参観し、多民族の子どもたちが同じ教室で学び合う姿や工夫された指導法に感銘を受けていました。また小学校4年生105名と先生方を前にして、英語での文化紹介プレゼンテーションや函館いか踊りのパフォーマンスなどを披露。大いに盛り上がり、大成功となりました。休み時間には、学生たちは子どもたちとスポーツを通して交流しました。
中学校では、シンガポール在住経験のある石森准教授の通訳や解説を加えながら、管理職や教科主任の先生方とのディスカッションを通して、教育政策や学校独自の取り組み、またシンガポールの高学力の背景を学びました。最後にシンガポール国立大学を訪問し、学生さんにキャンパスを案内してもらい、同世代同士の交流を楽しみました。
「世界とつながった実感。1秒1秒が新しくて刺激的だった」「視野が広がり、成長につながった」「見るもの聞くものすべてが新鮮だった」「英語が通じる喜びを感じた」「教員になったら活かせる視点を得た」「新しい世界を知る喜びを感じた。行動しないと何も始まらない!人生観が変わった」等、参加した学生には生涯忘れられない貴重な経験となりました。